「ぼくには数字が風景に見える」を読み終えた。 面白かった!
サヴァンやアスペルガ―の人たちが、こんな風に感じながら生きているのか? と思いながら読んだ。
言語がどのように発生して、なぜ 同じ音を発することでお互いの考えていることを伝え合えるのか・・・
時々、そういうことについて夫と話しをしていたが、この本を読んでなんとなくわかるような気がした。
「言語共感覚」によって判り合えるのだ。
ある種の音が特定の事柄を示すのに合っている・・という感覚のことらしく、
聴覚と視覚が連動する共感覚によって言葉が造り出されたのだろうという説があると言う。
ある音を聞くと脳の中で、だいたい同じ感情を想起したりするようになっているというのだ。
色もそうなのだろう。赤い色は刺激が強くドキドキする・なにかキケンな感じをうける・欲情する・・・とかね。
もちろん動物達もそうなのだろう。(確かに言われてみると音も色も思い当たることが多い。)
そう考えると外国語の習得のやり方も違ってくるかもしれない。
でも、ある音で同じ思念を想起させるように脳が成っているのなら、思念だけでも可能じゃないかな・・・
とも思ったりもする。 そう考える人たちもいるな。
色々と考えさせられて面白い本だった。