嫡男の万寿の披露目の場とするため、
御家人を集めて富士の裾野で巻狩りを行うことを決めた源頼朝。
工藤祐経が賞賛する中、
頼朝を憎む曽我十郎、曽我五郎兄弟らが謀反を計画します。
梶原景時から企みを知らされた北条義時は、
急いで五郎の烏帽子親である北条時政のもとへと向かいます。
不穏な気配が漂う巻狩りには、義時の愛息である金剛も参加。
巻狩りでは和田義盛をはじめとする坂東武者が大活躍します。
富士の裾野で大規模な巻狩りを行い、頼朝の権威を見せつけていました。
万寿は思うような成果をあげられないなか、
金剛は狩りを上手く進めていました。
見かねた頼朝は「動かぬシカ」を用意することで、
万寿にシカを仕留めさせることにします。
シカの出現や動作が不自然で、かなり怪しかったです笑
それでも万寿はシカを仕留めることができず、
八田知家が隠れてシカを仕留めていました。
万寿が放った矢とは異なる方向から放たれた矢が刺さっているため、
万寿が仕留めていないことは明確に分かります。
巻狩り後、頼朝は曽我兄弟から命を狙われます。
曽我兄弟は「仇討ちをを装った謀反」を計画して実行するのですが失敗。
とはいえ、工藤祐経が頼朝の代わりに殺されていました。
義時は曽我事件について「仇討ちを装った謀反」ではなく、
「謀反を装った仇討ち」であると頼朝に伝えて北条氏一門を守ります。
義時は戦い以外で人を殺めていくことが多くなっていきますね。
権力者の死は多くの人を動揺させて本性を引き出します。
比企能員は源範頼を将軍の後継と考えて行動していました。
範頼に将軍になる気があったのかは分かりませんが、
将軍になる覚悟は決めていたようでした。
大江広元が頼朝に情報を流したため、範頼は頼朝の怒りを買っていました。
範頼の先が危ないかも知れません…。