脳炎・脊髄炎
・症状と原因
ウイルスや細菌・真菌などによって脳や脊髄が炎症を起こ。または、脳や脊髄の組織が破壊されると神経症状が現れてしまいます。症状は、発熱や発疹、麻痺、痙攣などの症状が見られます。
原因として
①伝染性腹膜炎
②猫エイズ(免疫不全症)
③クリプトコッカス症
④トキソプラズマ症
⑤フィラリア症などです。
・治療の方法
治療方法としては、いずれも薬物療法が主でそれぞれの病原体に応じた抗生物質・輸液・利尿薬・抗けいれん薬などの投与を投与します。これらの初期症状は風邪と似ているため、発見が遅れて後遺症が残ってしまうケースもあります。
てんかん発作
・症状と原因
猫にも人と同様にてんかんがあります。普段は普通に生活しているのに、脳の中に突然嵐が起きて、自然と治まりますが、時を得て繰り返し起こります。慢性の経過をとる脳の疾患です。
てんかんの発作は、繰り返し起きるのですが、年に数回起きるケースもあれば、ひと月に数回の事もありまして、猫の状態により変わってきます。また無治療のままですと、発作の頻度は増えてく る場合もあります。
突然、手足を突っ張らせて倒れ、痙攣を起こします。口から泡を吹き出して歯をカチカチ鳴らし、気を失うこともあります。発作は数十秒から数分でおさまりますが、痙攣が5分以上続いた場合は要注意です。原因は先天的なものと脳の病気やケガによって引き起こされます。
・治療の方法
てんかんの診断は、てんかんのような発作を起こす様々な違った病気を全ての病気を除外することによって始め診断されます。原因がはっきり判る場合はその治療を行いますが、繰り返し発作を起こすときは抗けいれん薬を投与し症状を抑えます。但し、抗けいれん薬は副作用が強いので飼い主は注意深く予後を観察する必要があります。
肥満
・症状と原因
猫や動物は本来、自分に必要なカロリーしかとらずに肥満とは無縁です。しかしカロリーの低い食べ物の時はたくさん食べ、カロリーの高い食べ物の時には少ししか食べません。
しかし蓄積化され、ときどきコントロールを失う場合があります。コントロールを失ってしまう一番の理由は、避妊手術によるホルモンのアンバランス化です。雌より雄の去勢の方が肥満になる傾向があ ります。
どんなネコでも一日の大半をあまり動かずに過ごします。しかし、肥満によってさらに運動能力が低下して動かなくなっていくので悪循環に陥ります。肥満は高カロリーな食事や運動不足などが原因です。また病気により、副腎皮質機能亢進症などで、内分泌系の病気が肥満の原因に進む時もあります。
・治療の方法
肥満予防には、エネルギーを押さえる食事管理が最も重要です。体重維持または、減量のための食事管理は、猫の理想体重を設定しましょう。
減量は時期や目標を立て急激で無理な設定は避けましょう。高齢の猫では、筋力や内臓の機能などの低下によって、基礎代謝が約20パーセントほど低下するといわれており、必要以上にエネルギーを取ると、体脂肪がたまって太りやすくなります。
クル病
・症状と原因
食事中のカルシウム・リン・ビタミンDの不足や不均衡、または代謝障害によって骨が軟化してしまうもので、発育中の猫に発生して骨の石灰化が起こらない症状をクル病と呼びます。また骨形式が完了した成体の骨に脱灰が起こり骨の軟化がみられるのを骨軟化症と呼びます。
慢性の消化器障害や 寄成虫症・さらに日光浴不足も要因となってきます。症状は、関節の疼痛と腫脹がみられます。それにより猫は、運動を嫌がって動きたらなくなり歩行がおかしかったりします。起立姿勢が変形して、肋骨と肋軟骨の接合部が腫大してしまいます。
・治療の方法
運動制限と食事の改善を最優先にしてください。消化器障害や寄生虫病があれば、適切に対応します。病的骨折・骨の変形のないクル病であれば、一週間程度で活発さを取り戻し、一か月後には通常の生活が出来るようになります。
高齢の骨軟化症では、カルシウムやビタミンDの吸収障害が原因であることが多いので、投与することもあります。しかし薬物は、過剰投与すると新たな骨疾患を生じるので、十分に経過を見て慎重に改善してください。