$猫の皿~二号店~


今日は、前日買いとれなかった自転車を引き取りに行った。

上の写真が我が愛車である。

店からの帰りに乗ったのだが、徒歩なら一時間程かかる道程を十五分ほどで走破することができた。

Viva Bicycle!

予想していたよりスピードが出る。

怖いくらいだ。

真剣にヘルメットがほしいと感じた。

オーストラリアの他の地域のことはわからないが、少なくともパースでは自転車に乗る際にはヘルメットの着用が義務付けられており、違反した場合には$200の罰金が科される。

さすがに$200の罰金は痛い。

しかしながら、私が愛車を購入した店のヘルメットはすべて競技用なのか、$300~という値段設定だったため購入をためらったのだ。

どこかに安いヘルメットは売っていないのだろうか。

こちらの自転車はすべて競技用のような形をしており、日本で言うところのママチャリ的なリーズナブルなものを扱う店にはまだお目にかかっていない。

日本でも散々交通安全を掲げる国家権力の方のお世話になったので、できればこちらではお世話になりたくない。

そういえば鍵を買うのも忘れていた。

さて、支払いをいかにして工面したかという点であるが、
朝起きた時点でクレジットカードを見つける意欲はほとんどなくなっていたので、現金を引き出すため、あらかじめ用意してきた国際キャッシュパスポートなるものを初めて使用した。

これはなかなか便利である。

マスターカードのマークがついたATMからなら、普通の手順で現金を引き出すことが可能なのだ。

こちらで銀行口座を開くのも面倒だったので予め用意してきたのだがこれは正解だったようだ。

大学関係や住居費などの額の大きい支払いにはクレジットカードを使用しているため、この二つをうまく併用していけば、今のところこちらで銀行口座を開く必要はないだように思う。

しかし、カードに現金を日本円であらかじめチャージしておいた分しか利用できないため、近いうちに再チャージの手続きを行わなければならないかもしれない。

これは普通のATMから振り込むというわけにはいかないので少々手間がかかる点である。

自転車店までは徒歩で向かった。

バスに乗ってもよかったのだが、どうせ帰りは自転車で楽をできるのだからと考え歩くことに決めた。

その途中、のどが渇いたのでガスステーションのコンビニ的なところで水を買う。

アメリカでもそうだったが、こちらでもガスステーションとコンビニは大概セットになっているようだ。

前日もこのコンビニで水を買っており、クレジットカードはないかと尋ねて玉砕していたのだが、なんとなく今日も尋ねてみることにした。

私「落とし物のクレジットカードとかないよね?」

店員「Sorry?」

たぶん伝わらないだろうと思っていたがやはりなかなか伝わらなかった。
こういう場合はどういう聞き方が適当なのだろう。
私の発音の問題かもしれないが。

根気よくきき続けてみた。

私「クレジットカードここで落としたかもしれないんだけど・・・。」

店員「Ah! I've got some, What's your bank?」

どうやら私のような人間がオーストラリアにもいるらしい。

あまり期待はしていなかったのだが、私はM銀行のVisaカードであることと、自分の名前が表に印刷されていることを告げた。

店員が何枚かのカードをチェックしている間に、奥からもう一人若い店員が出てきて、カードなくしたの?やばくね?大学生?のようなことを問いかけてきた。

なかなか早口であまり聞き取れなかったのだが、どうやら結構真剣に心配してくれているようで、私は昨日休みだったからわからないけど、警察とか行ってみたらあるんじゃない?などの慰めの言葉もいただいた。

しばらく若い店員と会話をしていたのだが、信じられないことに、カードをチェックしていた店員が笑いながら「You're a lucky boy!」と言って、私のカードを手渡してくれた。

正直信じられなかったのだが、私のカードであることは間違いなく、どうやら昨日の閉店間際に客が見つけてくれたらしかった。(Brand-newのカードだよ、と言っていた。)

クレジットカードは警察にもあまり届けられることがないらしく、どうやら私は相当幸運な部類に属しているようだ。

私はもちうる限りの英語の語彙を駆使してお礼を言い、ガスステーションを後にした。

決まり文句であるはずのGood Day!!という別れの際のあいさつがなぜか非常にうれしかった。

これでGood Dayにならなければ、世界は間違っていると言わざるを得ない。

ちなみにこのガスステーションであるが、例の自転車店から徒歩五秒、ぶっちゃけ隣の建物である。

自転車店の受付の店員は昨日とは違う人だったが、何とか昨日クレジットカードを落として払えなかったが、予約の形をとっている旨を伝えると、奥から昨日の店員を呼んでくれた。

まさか見つけてくるとは思っていなかったのだろう。

少し驚いたような顔をしていたが、「良かったね」と言って自転車を引き渡してくれた。

残念ながら大学の交流プログラムには参加できなかったが、クレジットカードも無事に見つけることができ、現地の方のやさしさに触れることもできた。

きちんと自己管理ができている大人な人たちには笑われるかもしれないが、海外で持ち物をなくしまくる割に意外と何とかなってきた(携帯電話の件は除く)のは、やはり何か「持っている」のではないかと感じた。

明日はEnrollment Day.
書類は一応用意できたはずなのだが、不安がぬぐい去れないのはなぜだろう。

さて、今日ですが・・・。

正直テンションだだ下がりです。

なので文体も変えます。








今日は久しぶりに気分が盛り下がった。

気持ち悪い声で鳴く鳥の声で目覚めたからでも朝起きて胃もたれがひどかったからでもない。

結論から言うが、

クレジットカードを落としたのだ。

もちろんまだ見つかっていない。

今日はInternational Student向けの交流プログラムの初日だったのだが、午後からの開始だったため少し早めに家を出て寄り道しながら行こうと考えた。

ちなみに家から大学までは普通に歩いて一時間かかる。

いろんな店を見ながら歩いていたのだが、今日のパースは暑すぎた。

天気予報によると最高気温37度である。

一時間程度の徒歩通学ならよしとしてきたが、今日はさすがに無理だった。

今後もなにかと便利だろうと思い自転車を買うことに決める。

現金は20$ほどしか持ち歩いていないが、クレジットカードでほとんど支払いをしている。

なにも問題はなかった。

店の前の道路におそらく中古と思われる自転車を並べている自転車屋を見つけ店内に入り、通学用の自転車がほしい旨を無愛想な店員に告げる。

かなり怪しい私の英語だったが、店の前の路上に並べてある中古の自転車がほしいことも伝わったようだった。

ほしい自転車を店員に見せると、そっち側に並んでいるのは女性用なんだ、と言う。

なるほど。確かに反対側に並べられている物と比べると一回り小さい。

しかしながらオーストラリアサイズの女性用は完全に私の日本での愛車サイズである。

男性用のサイズは私には大きすぎるし、女性用でも一向に構わないと言ったのだが、

無愛想な店員は意外と親切で世話焼きだった。

英語のいまひとつ分かっていない私にどこがどう違うのかを丁寧に噛み砕いて説明してくれる。
さらに、男性用で私のサイズに合うものを出してきてくれた。

出してきてくれた自転車は予定していた予算より少し高かったが、店員の親切に報いるチップの意味も込めてその自転車に決める。

試乗も行い何も問題がないことを伝えると、空気が少し抜けているようだから入れてやるよ、ついでにブレーキオイルもさしておくから、とぶっきらぼうに言って自転車を持って店の奥へと消えていった。

ここまでは完ぺきだった。

いくら寝起きが最悪であろうと気持ちのいい買い物はそれを補って余りある。

後は大学に行って新しい友人を作るだけだと思っていた。

しかしクレジットカードがなかったのだ。

寄り道した店のどこかで落としたのは間違いがない。

焦って鞄の中身をひっくり返し始めた私を見て、

無愛想だった店員がオーストラリア独特の口の中にしまいこむような発音で

「It is no good, hah?」

と言って軽くほほ笑んだのを私は見た。











全くもってその通りである。

結局その自転車は頭金を入れるような形でキープしてもらい、明日取りに来ると伝えて、私は元来た道をカードを探しながら戻った。

もちろん大学には行けなかった。

新しい友人を作るための最初の掴みは完全に失敗したことになる。

明日は朝から同じようなプログラムがあるが、おそらく明日も行くことはないだろう。

しかし、それならばクレジットカードを持って、あの自転車を引き取りに行ってやろうと思う。

あの無愛想だった店員はどんな顔をするのだろうか。

楽しみだ。







変なフィクション小説みたいな文章になりましたが、クレジットカードを落としたのはマジです。

海外で物をなくすのは一体何回目でしょうか・・・。

なんかこの文体のほうが書きやすいので、

変な小説みたいな文章になっちゃいますけど、

次回からこれに統一します。

結局昨日は疲れ果てて家にたどり着いたのですが、晩御飯がめっちゃ豪華でした。

なんと!!

ピザです。

ただしただのピザではございません。

庭の大理石的なテーブルの上で生地をのばし、その上にトッピングを施し、それをそのままどこから持ってきたのか庭のど真ん中に設置されたピザ窯で焼き上げるという何とも贅沢なモノでした。

ピザ窯を庭に備えた家庭を茶々丸は今まで見たことがありません。

なぜかDJブースだけを備えた家をみたとき以上の衝撃でした。

写真を撮り忘れたことが残念でなりません。

ホストファミリーのJos(23)主催のピザパーティーで、Josのボートチームの仲間も集まってきて楽しかったです。

みんな体は大きいのに小食×3とベジタリアン×1を含む不思議なメンツです。

みんな国籍はオーストラリアなんですが、顔立ちは様々で、そこに茶々丸のようなアジアンスタンダードの顔が加わるわけですから、多文化主義を感じることができました。

メンバーの一人から噂に聞く「巻煙草」なる自作の煙草をいただきましたが、味は普通です。
ちょっと後味の抜けが悪いかなって感じですが、葉、フィルター、紙を合わせてあの値段なら間違いなくお得です。

試しに一本巻かせてもらいましたがコツがいるようで、非常にいびつな形になりました。

ちなみに、Josはパースではまずできないスノーボードをやりに日本に行くようなアクティブガイ。

みんな死ぬほどピザを食べたのでお披露目されることはなかったのですが、実はJos、アイスクリームも自作してました。

茶々丸のリクエストでピスタチオフレーバー。

完全にネタのつもりだったんですが、本当につくってしまうとはおどろきです。

UWAを卒業し、料理もでき、スノーボードをやるために海を渡るアクティブ野郎。

それがJosです。

できる男だねっていったら。

無職だけどねって言ってました。

彼はThe University of Western Australiaの卒業生なのですが、オファーはあるけど気に入った仕事がなかなか見つからないんだよ。だそうです。

向こうからオファーが来るってどゆこと?

茶々丸なら迷わず受けます。

間違いなく。

おいしいピザをごちそうさま。

おなかが爆発するかと思うくらいいただきました。