杉本彩さん講演とトラバサミのこと | 特定非営利活動法人C.O.N

特定非営利活動法人C.O.N

地域猫活動、公営住宅とペット、ペット防災、多頭飼育崩壊、高齢者とペット問題など、人と猫にまつわる様々な社会課題に取り組んでいます。高齢者とペットの安心プロジェクトは5年目になりました!人と動物が共に生きる、ワンウェルフェアの実現を目指しています。






杉本彩さんの講演を聞きに、

兵庫県を横断し、

岡山県との県境播州赤穂へ。

車で片道、2時間半の

道のりでした。




ケミプロ化成先端科学技術支援センター主催

はりフェス「人と動物の幸せな共生を目指して」



講演で最も印象的だったのは、

トラバサミにかかって

2本脚を失った猫さんのこと。



トラバサミは

この世に存在してはならない

残虐な罠であるということと

あらためて、

外の猫たちの過酷な現実を

突きつけられる思いでした。






私たちが、

初めてトラバサミの問題に関わったのは、

尼崎で起きた野良猫への餌やりをめぐる

裁判のときでした。



2022年、クリスマスイブの朝刊に

1250万円の損害賠償提訴へ、

と、とても大きな記事で、

大変な注目を集めました。



神戸地裁尼崎支部、

第一回口頭弁論には、

京阪神の動物愛護団体や

ボランティアが

多数、傍聴に詰めかけていました。



すぐさま、

地域猫活動を行っていた被告を

支援する動きが

愛護団体を中心に広がり、

地元尼崎のボランティアも

その一翼を担いました。






支援者側の調査が進む中で、

原告の1人がトラバサミで

猫を捕獲していたことが発覚し、

刑事告発に至りました。



20年以上の時を経て

トラバサミは

違法であるにもかかわらず、

現在もなお

販売され、

使用されています。



このような違法な罠によって

苦しむ動物がいる現実に、

言葉を失うばかりです。






ただ、嬉しいことに

彩さんは、日本足を失ったその猫さんを

おうちに迎えられたそうです。



レオンという新しい名前をもらって

家族として、

同志として、

彩さんとともに生きていきます。



「トラバサミの販売を禁止しよう」  

「トラバサミをなくそう」  

「ともに声をあげよう!」