庭にやってくる猫さんの
不妊手術をしたいのですが、
どうしたら良いですか?
そんな
高齢者さんからの
相談が増えています。
尼崎市には
野良猫の不妊手術の助成金が
たっぷりあります。
不妊手術の費用だけでなく、
ワクチン、ノミ駆除、コンベニアなどの
費用も助成され、
加えて、
オペの前日、当日の
動物病院での預かり費用も
助成対象になっていて、
猫にも、ボランティアにも、
とても優しい制度になっています。
こんなに恵まれた制度ですが、
知らない方も
まだまだいるみたいです。
昔はノラ猫の手術もやってたんやけど、
最近、腰痛もひどくて
捕獲して病院に運ぶなんて
とてもじゃないけど、
もう無理なんよ・・・
という相談も続きました。
尼崎市に野良猫の不妊手術の
助成金ができて17年。
長年の猫ボラさんたちも
高齢化しています。
今日は、そんな一人暮らしの
高齢者さんのお宅へ行きました。
縁側の下で子育て中のお母さん猫と
子猫が6匹。
うち1頭の子猫が昨日
亡くなっていたそうです。
小さな亡骸がきれいな布に丁寧に包まれて
ティッシュの箱に入っていました。
ひとまず、お母さんから離れてしまった
一番小さな子猫を保護しました。
残る子猫をどうするか決めて、
お母さん猫の不妊手術の段取りをします。
周辺には未手術の猫も多数いるらしく、
範囲を広げて一斉捕獲になるかもです。
子猫は、民間シェルターの
ふみふみさんが
引き受けてくれました。
全国で処分数が減ったとはいえ、
行き場のない犬や猫たちは、
たくさんいます。
高齢者さんも
地域の方も
福祉の現場の方も
そして、
私たちボランティアも、
行き場のない
犬猫たちのことで
困っています。