高齢者とペット問題を考える | 特定非営利活動法人C.O.N

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地域猫活動、公営住宅とペット、ペット防災、多頭飼育崩壊、高齢者とペット問題など、人と猫にまつわる様々な社会課題に取り組んでいます。高齢者とペットの安心プロジェクトは5年目になりました!人と動物が共に生きる、ワンウェルフェアの実現を目指しています。


数日前まで
暮らしていた部屋に、
普通の生活の跡は無く、




もう戻ってこないであろう
飼い主が
残した猫が一匹。



食器棚の上から
怯えきった様子で
こちらを
見ていました。






幾度となく、
こうした現場に、
足を踏み入れていると、



色々な思いが
湧いてきます。



人も猫も、
もう少し平穏に
暮らせないものか。








高齢者さんの病状が悪く、
近々にも長期入院、
或いはそのまま帰ってこれない
可能性がある。



となると、
ペットはどうなる?



危機感をもった
福祉の方から
この段階で連絡が入りました。



事前の打ち合わせなどが
できていた分、
倒れて緊急入院と連絡が入った時も、
想定内で動けました。



お互いの顔が見えている事も
大切な事だと思います。






2016年
真夏の



熱中症寸前、
なりふり構わず、
議員さんにも
現場に入ってもらい、



色んな人を巻き込みながら、
多頭崩壊対策は、
少しずつ
進んできました。



市が取り組みを始めた事で、
福祉の現場の皆さんの理解も
違ってきた気がします。




ただ、、、




どうしても必要なのに、
どうにもならない。



それが、
一時保護の機能を備えた
施設です。




ボランティアの
受け入れは極限状態。




ごく一部のボランティアに
重い負担が
のしかかっています。



これ以上、
見て見ぬふりはできないと
思います。









次回は、
『少し進んだ対策』について、
振り返ってみます。



で、



何度でも
みんなで考えていくしか
ないと思います。




どうにもならない、
一時保護施設のことも。