ノラ猫対策における地域の『合意』問題 | 特定非営利活動法人C.O.N

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地域猫活動、公営住宅とペット、ペット防災、多頭飼育崩壊、高齢者とペット問題など、人と猫にまつわる様々な社会課題に取り組んでいます。高齢者とペットの安心プロジェクトは5年目になりました!人と動物が共に生きる、ワンウェルフェアの実現を目指しています。

 

 
尼崎市では、
野良猫の不妊手術をする場合、
手術費の助成が受けられます。
 
 
 
その条件は2つ。
1. 野良猫対策活動講習会を受講すること
2. 地域の代表者の合意を得ること
 
 
 
です。



 
で、
地域の合意って何?
というと、
 
 
 
 



『活動合意書』に、
地域の代表者=町会長さんの
サインをもらえばOK!
なのですが、
 
 
 

この地域の代表者の
合意で、
問題が勃発しています。
 
 


 
 
 
 
 
ま、もともと
勃発はしていたので、
大きく表面化した
ということです。
 
 



町会長さんのサイン(合意)が、
どうにもこうにも、、、
もらえない。




きちんと説明しようとしても
頭ごなしに怒鳴られたり、




条例違反のエサやり行為を
うちは許可しない!
とか、、言われちゃうそうです。
 
 

 
サインがもらえなければ、
助成金は使えません。
 
 
 

その地域は長年、
ボランティアや住民が、
自腹で手術をしています。




助成金はたっぷりあるのに、
今後もずっと
そうするしかないそうです。
 
 

 
 
 
 
 
あらためて、
 
 
 
地域の合意って
なんでしょうか?
 
 
 
不妊手術をし、
ノラ猫を減らすことに反対!



という住民は
いるのでしょうか?
 
 


そう言えば、
子猫は春の風物詩、
楽しみなんだから、
不妊手術はやめろ、




なんて住民も
過去にはいましたが、
そんな意見も含めて
合意を得てね、
ということでしょうか?
 


他方、
猫の存在そのものが嫌だ、
世の中から猫なんて抹殺しろ!
って人だっています。



実際、活動の中で
毒エサまきもありました。



現場は
さまざまです。



私たちにとって
一番大切な事は、
不幸なノラ猫をなくすこと。




誰かに、
その責任を押しつける
合意という言葉が、



不幸なノラ猫を
増やしていませんか?