はい、またまたアニソンシリーズです(^_^)。
第9弾となる今回は、八木教広(やぎ のりひろ)氏原作のダーク・ファンタジーコミックのアニメ化作品「CLAYMORE(クレイモア)」のOPテーマ「レゾンデートル」です。
OPテーマを取り上げるのは、随分と久しぶりな気がします。
原作の方は、2001年から2014年まで10年以上にわたり月刊少年ジャンプ、ジャンプスクエアにて連載。2014年時点での累計発行部数は800万部を超えている作品です。
アニメの方は、2007年4月~2007年9月まで日本テレビ系列にて放送。全26話です。
10年以上にわたる作品を半年あまりの間で全てアニメ化することは当然出来ないので、アニメ化されたのは原作の途中までですが、アニメ放映当時は原作がまだ連載中ということもあり、アニメの終盤の方はオリジナルな展開になっています。
というわけで、連載終了から10年(アニメ放送から17年)経っているということで、いつもの流れですが、曲の紹介の前に作品の内容に少し触れておきたいと思います。
舞台は何処か中世のヨーロッパのような世界なのですが、この世界には「妖魔」と呼ばれる人を喰らう魔物が存在しており、人々はその存在を恐れていた。
そして、その妖魔に唯一対抗できる(退治できる)のが、自らの体内に妖魔の血肉を取り込んで妖力を身につけた、半人半妖の女性戦士「クレイモア」たちということになっています。
クレイモアとは、彼女たちや彼女たちが所属する組織の呼称として使われていますが、本来は彼女たちが背中に背負っている大きな剣のことを指します。
実は、このクレイモアはスコットランドで使われていた歴史上実在する刀剣で、2種類あるのですが、一つは15~17世紀の両手持ちの大剣であり、もう一つは18世紀より使われた篭柄の片手用刀剣のことです。
クレイモア(15~17世紀 両手持ちの大剣)
クレイモア(18世紀~ 篭柄片手用刀剣)
また物語に戻りますが、人々は妖魔退治にクレイモアの力を必要としながらも、半分は妖魔である彼女たちを「銀眼の魔女」という別称(蔑称?)で呼び、畏れ忌み嫌っています(人間って勝手ですね…)。
そして、クレイモアを語る上で欠かせないのが「妖力解放」と「覚醒者」というキーワードです。
妖力解放とはクレイモアたちが妖魔と戦う際に、どれだけ自らの持てる妖力を解放するか…ということであり、そして繰り返し妖力を解放したり、妖力を解放し過ぎると人間(クレイモア)に戻れなくなってしまい、妖魔へと変貌してしまいます。そして、この妖魔へと変貌したクレイモア戦士が「覚醒者」です。
つまり、妖力解放は妖魔との戦いに必要不可欠な能力であると同時に妖魔へと変貌してしまう危険性を孕んだ、彼女たちが背負う大剣同様の諸刃の剣ということですね。
ちなみに、クレイモアに男性の戦士はいないのか?という疑問が当然の如く湧いてきますが、かつて男性戦士もいたのですが、妖力解放時の制御が不安定で覚醒者となる例が多発した為、物語開始時点では女性のみということになっているようです。
ストーリーは、主人公であるクレイモア最下位(№47)戦士クレアと妖魔に親兄弟を殺された少年ラキとの出会いから始まり、少女時代のクレアと当時の最強(№1)戦士テレサ(微笑のテレサ)との出会いと絆、クレアがクレイモアになった理由…が語られ、物語が進行していきます。
って、相変わらず前置きが長くなってしまいました…(''◇'')ゞ。
曲を紹介します。
CLAYMORE OPテーマ 「レゾンデートル」
ナイトメア OFFICIAL MUSIC VIDEO
CLAYMORE OPテーマ 「レゾンデートル」
アニメーションVer.
歌唱&演奏は、ナイトメア(NIGHTMARE)。
ナイトメアは、メンバー5名によるビジュアル系ロックバンドです。
2000年1月1日に結成。
何だか縁起がいい? 結成年月日ですね…(^_^)。
2008年には映画「20世紀少年」に、正にロックバンド役で出演しています。
2016年にバンド活動を一時休止しましたが、4年後の2020年に活動を再開しました。
一度活動を休止してしまうと、それが事実上の解散となってしまうバンドも少なくない中、復活を遂げたのは見事ですね。
これからも、日本のロックミュージックを支えていって欲しいバンドだと思います。
そんなわけで、5名のメンバーを紹介します。
YOMI(ヨミ) ボーカル
柩(ヒツギ) ギター
咲人(サキト) ギター
Ni~ya(ニーヤ) ベース
RUKA(ルカ) ドラム
となっています。
ところで、自分は漫画やアニメを見てもキャラクターに惹かれることはあまりないのですが、この作品に関しては人間からも妖魔からも忌避されながらも、自らの苛烈な宿命を受け入れ、強い信念を持って行動し、人間のために戦うクレイモアたちに何だか感情移入してしまいました。
レゾンデートル(存在理由、存在意義)とは、そんな彼女たちが自らのレゾンデートルを証明し、獲得しようとする姿を表しているんでしょうね。
というわけで、自分の推しメンは…
№3戦士、ガラテアさんです…(;^_^A。