庁鼻和城(武蔵国・埼玉県深谷市) | おしろまなぶ の お城を学ぼう

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訪問したお城について書いていきます。

最近、ブログ更新が滞りがちで申し訳ありません。
新しいパソコン買いましたので、1つ1つ頑張って更新していきます。


さて今回は、現在の埼玉県深谷市にあった城、庁鼻和(こばなわ)城です。



庁鼻和城跡は現在、国済寺の境内となっており、深谷駅から徒歩20~25分くらいで行くことができます。


深谷駅。
JR東日本の高崎線(上野東京ライン直通含む)が乗り入れています。
東京駅の丸の内駅舎に似た感じの駅舎ですが、深谷市にあった日本煉瓦製造会社で丸の内駅舎のレンガを造っていたためにこのようなレンガ調のデザインとなっています。
日本煉瓦製造会社の設立など日本の近代産業の発展に大きく貢献した渋沢栄一は、深谷市出身なのだそうです。
渋沢栄一といえば、2021年(令和3年)の大河ドラマ「青天を衝け」で取り上げられましたので、それに関する幟もありました。

深谷市は人口約14万人で2006年(平成18年)に大里郡岡部町、川本町、花園町と新設合併して新たに深谷市となっています。


常興山国済禅寺。
臨済宗の寺院で1390年(康応2年、元中7年)に、上杉憲英が庁鼻和城内に峻翁令山禅師を招いて開基した寺院です。
詳しくは↓↓
https://chocotabi-saitama.jp/spot/19062


国済寺黒門。
深谷市指定文化財にもなっている歴史ある門です。

庁鼻和城は、康応年間(1389~1390年)に関東管領上杉憲顕が新田氏の押さえとして6男・憲英に築かせたといわれています。
その後、3代にわたって庁鼻和上杉氏が居城とします。


廰鼻和上杉氏舊里之碑。
庁鼻和上杉氏がここにいたことを示す石碑なのでしょうか?
旧字体が多くて、読んでいてもなかなか理解が進みませんでした(汗)


国済寺三門。
こちらも深谷市指定文化財になっていて、非常に趣があります。


庁鼻和城址国済寺の案内板。
深谷新八景なんだそうです。他の新八景がどこなのか気になりますね。


国済寺の本堂。
かなり立派な建物です。


史蹟 上杉憲英公墓。
上杉憲英をはじめ、上杉氏歴代墓が並んでいます。
こちらも深谷市指定文化財となっています。


土塁跡。
竹林がスゴいですが、盛り土が奥のほうに見えると思います。

1456年(康正2年)に上杉房憲が深谷城を築いて本拠地を移し、庁鼻和上杉氏は深谷上杉氏と名乗るようになります。


物見櫓跡。
物見櫓があったとされている場所にボロボロの案内板が設置されています。
案内板の背後に建物が経っていますが、どうやら結婚式場の建物のようです。


大手門跡。
本当に普通の住宅街の一角にあるので、見逃しそうになります。
宅地開発されてしまっていますので、大手門の痕跡らしきものは何も見当たりません。



月曜からアイス埼玉店。
国済寺のすぐ近くにあるアイス屋さんです。
平日は夜しか営業していないのですが、訪問したのが三が日だったため祝日扱いで昼から営業していました。


チョコ&クッキーアイス(670円)。
本当は別のアイスを食べるつもりで来てたのですが、コラボ終わってたみたいでメニューになかったため、こちらのアイスを頂きました。
ボリューム満点で、アイスだけでおなか一杯になりました。

城跡らしき痕跡は国済寺にしかありませんでしたが、土塁跡だけでも残っていてよかったです。
では、この辺で。


おしろまなぶ。