藻原城(上総国・千葉県茂原市) | おしろまなぶ の お城を学ぼう

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訪問したお城について書いていきます。

夏の暑さが厳しくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は防護服を着て外に出て、風邪症状のある患者さんの検査をする仕事もしていますので、サウナに入っているような気分になり、終わるころには手や唇が震えてきます。
熱中症寸前で、非常にまずいです。

皆様、水分補給はしっかりとしましょう。

夏になると食べたくなるのが、枝豆ですね。



毎年のようにお取り寄せして食べていますが、味が濃厚で美味しいです。

さて今回は、現在の千葉県茂原市にあった城、藻原(もばらじょう)城です。



藻原城跡は現在、藻原寺(そうげんじ)の境内となっていて、茂原駅南口から小湊鉄道橋に乗り、藻原寺バス停から徒歩数分のところにあります。


茂原駅南口。
JR東日本の外房線(京葉線、総武快速線直通含む)が乗り入れています。
人口約8万5千人で外房地域で最も人口が多い茂原市の中心駅となっており、特急列車も停車する便利な駅となっています。


日蓮宗本山 藻原寺の入口。
参道(?)の途中にある寺院の名前も併記されています。


藻原寺の総門。

藻原城の歴史については不詳ですが、鎌倉時代に遠江国から流刑となった斎藤兼綱がこの地に居館を設けたのが始まりとされています。


藻原寺の山門。
多宝塔式の山門で、茂原市のシンボル的な存在として親しまれているそうです。
これがシンボル的な存在って・・・、茂原市には他にもっといいのないんですかね?


藻原寺の大堂(祖師堂)。
藻原寺の本堂に該当する建物ですね。

1276年(建治2年)、斎藤兼綱は日蓮上人を自邸に招いて邸内に小さなお堂を設けました。これが藻原寺の始まりといわれています。


こちらは旧山門らしいです。
藻原寺のHPは↓↓
https://higashiminobu.sougenji.nichiren-shu.jp/


日蓮聖人大銅像。
2010年(平成22年)から計画が始まった大銅像の建立計画ですが、2011年(平成23年)の東日本大震災の影響などで寄付が集まらず、頭部のみが仮安置されています。
完成することで茂原市の新たなシンボルとなることが期待されているそうですが、茂原市には藻原寺以外にないのかと・・・(汗)
関連記事は↓↓
https://www.chibanippo.co.jp/news/local/513545


西町水道源泉。
この地域の井戸水は昔から水質が悪く、飲料水としては適さなかったそうですが、1920年(大正9年)に藻原寺本堂裏の湧水の水質を検査したところ、極めて良好な結果だったことから早急に水道を整備したとのことです(説明板より)。

城跡としての遺構は見られませんでしたが、藻原寺が茂原市にとって重要な存在なんだなと知ることができました。

では、この辺で。


おしろまなぶ。