小杉御殿(武蔵国・神奈川県川崎市) | おしろまなぶ の お城を学ぼう

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訪問したお城について書いていきます。

皆さん、お待たせしました!!!城ブログが、ついに、ついに復活です!!!
復活といっても、いつまたネタが無くなって休止するか分かりませんが・・・(苦笑)

え?そもそも復活を待ってなんかいないって??
いやいやそんな・・・、そんなこといわないで下さいよっ(泣)

ということで、そんな今回は、現在の神奈川県川崎市中原区にあった小杉御殿です。

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小杉御殿跡は、現在は西明寺の境内となっており、JR南武線の武蔵小杉駅または武蔵中原駅のどちらかから、徒歩20~25分くらいのところにあります。

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武蔵小杉駅北口。
JR東日本の南武線、横須賀線(総武快速線直通含む)、湘南新宿ライン(東海道線、宇都宮線、高崎線直通含む)と東急電鉄の東横線、目黒線が乗り入れる乗換駅です。
2010年(平成22年)3月より横須賀線の駅が完成し、横須賀線と湘南新宿ライン、特急成田エクスプレス、特急スーパービュー踊り子の停車駅となり、一気に便利になりました。
ただ、横須賀線から南武線の乗り換えには歩く歩道・・・じゃなくて動く歩道が設置されるほど離れていますので、乗り換え時間には十分余裕を持った方がいいでしょう。

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史蹟 徳川将軍小杉御殿跡の碑。
ここに徳川将軍家の御殿があったことを教えてくれます。
後ろに見える、デカデカと大師遍照金剛と書かれた石塔が気になりますね・・・。
石碑の左側では、道路工事がおこなわれています。
中原街道のクランク部分(最初の写真の説明にある「カギ」の道)を解消する工事なのだそうです。

小杉御殿は、江戸時代初期の1608年(慶長13年)に徳川家康が江戸と駿府を行き来する際の、そして中原御殿で鷹狩りをする際の宿泊・休憩所として、中原街道沿いに造営されました。

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西明寺の参道。
大日如来を祀る真言宗智山派の寺院で、正式には龍宿山金剛院というそうです。

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光明橋と仁王門。
西明寺は創建年代は不詳で、弘法大師空海が弟子に命じて建立したとも、北条時頼が創建したともいわれています。

造営当初は東海道もまだ整備されていなかったため、中原街道が江戸から西へ行くための主要な経路でした。

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西明寺の山門。
こんな門が家にあったらな~と思う反面、デカすぎるな~という感じがします。

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西明寺の本堂。
かなり立派なお寺です。
感想が貧困ですみません・・・。

現在の神奈川県内には、小杉御殿や鷹狩りの場である中原御殿の他、神奈川御殿、藤沢御殿が造営されました。

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弘法大師像。
真言宗の開祖・弘法大師(空海)の像があります。
さすが、空海が弟子に命じて創建したと伝わるだけありますね。
弘法大師といえば、「弘法にも筆の誤り」ということわざがあるくらい書の名人として有名ですね。

小杉御殿は1672年(寛文12年)頃に撤去されたようです。


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付近には等々力緑地というスポーツ公園があります。そこへ通じる道です。
天候違いすぎですが、この写真と次の写真は結構前に撮ったものです。すみません。

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等々力競技場。
等々力緑地の一角にある、Jリーグ川崎フロンターレの本拠地です。

少し話がそれましたが、というか、主にお寺の紹介に終始してしまいましたが、この辺で。

では。


御城学。