太陽のない、今年の夏の空に咲く。
東京は今年の夏は毎日毎日雨ばかりでほとんど青空をみない季節でした。
毎年この短い季節には一瞬も逃さないように急かされるように刻もうとしていたけれど、今年はどこにも行けずただただ日々が過ぎていく季節でもありました。
生まれて初めての、色のない夏だったかもしれないね。
ですが、毎週スタジオに行く、行けないときはバンドミーティングをするというのはずっと続けてこれました。
まったくの振り出しに戻るで途方に暮れたままスタートしてから5ヵ月。
長年やっていたキャスアラでは当たり前のようにできていたことも、この新しいバンドでは何もかも初心者に戻ったかのようで、これまで積み重ねてきたものなんて何もなかったのかもしれないだなんて絶望感を感じ、正直ステージがとてもとても遠く感じることも多かったです。
それでも毎週少しずつ試行錯誤、たくさんの時間をかけて、何度も進んでは戻って、ようやくここ最近ステージに立てるイメージを持てるようになってきました。
そんな新しいイメージ向けて今日。
ゆいくんが新しいギターを買ってきました!
なんとテレキャスでした。
ゆいくんがテレキャスにするとは考えもしなかったので意外で驚きでしたがめちゃくちゃいい感じでした。
ゆいくんがテレキャスのイメージないなと思いましたが、そもそもここ何年もベースでしかステージに立ってないのでギターを弾いていること自体がイメージないかもですね。
キャスアラはじめてから上京するまでかんぶんがテレキャスだったのもいまはもう知らない人のほうが多くなってしまったかな。
ギターとともにエフェクターもいろいろそろえてきていて、今までとは全然違ってものすごく気持ちよかったです。
やはりギターの音は鍵ですね。
これだけ気持ちいい音だとなにもかもが楽しくて、これまでの毎回練習しています感をひさしぶりに抜けて、音に溺れる感を感じました。
ホントに楽しかったです!
わたしは幸せなことにバンドを始めてからずっとこのバンドですべてだと思えるバンドだけで生きてきました。
たくさんのバンドを経験してきたわけではなく、何にでも対応できるようなドラマーでもないので、新しいことを始めるというのは楽しみよりも不安や恐怖のほうが大きかったです。
自分のためだけに自由に時間を費やす生活ではなくなっただけならこんなに苦しくはなかったんです。
キャスアラのヒロヤユウコでなくなることは本当に怖かったです。
それでもこの子供がいるという新しい生活にもいつしか慣れて楽しめるようになってきたように、新しいバンドにもいろんな希望を感じれるようになってきました。
たぶんゆいくんとでなければ、何か新しいことを始めようとは思えなかったし、未来を感じることもできなかっただろうね。
ホントは何もないわたしの可能性を最後まで信じていてくれることに心から感謝です。
曲は2曲完成して、いま3曲目を作っています。
スローペースだし、まだまだいびつではありますが、ここに戻ってこれたうれしさと楽しさを感じつつ頑張っていきたいです。
やっぱり自分の能力はいま落ちているのではやく取り戻して、越えていかねばならないです。
今の生活で時間を作り出すことは容易ではないですが、短い時間で情熱をそそげることになによりも幸せを感じます。
なんかもう、やっぱり単純に楽しいです!
はやくステージにも復帰したいですが、そのときには中途半端ではありたくないので、しっかりばっちり準備していきますのでどうか待っていてください。
太陽のない今年の夏も、いつか忘れ得ぬ季節だと言えますように。













