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It's a Beautiful World!

夜が明けたら/CastingAroundドラムヒロヤユウコの日々のお話です


It's a Beautiful World!


あの空のあの色もとてもステキで焦がれるけれど。
この空がわたしの生きる場所。


昨日はひさしぶりにキャスアラのスタジオ練習でした。
スタジオ前にかんぶんの自宅スタジオに集まりました。
わたしが旅行に行ってスタジオ練習は2回おやすみになったのですが、そのあいだにかんぶんがギターと歌の録音をしていてくれたので聞きに行ったのです。

2週間でよくこれだけできたなぁとびっくりするくらい進んでいました。
ギターもベーストラックだけでなくアレンジを加えたトラック、そしてピアノなど新しい音たちも入れてありました。
歌が入っていたのはまだ2曲で、まだミックスはしていないとのことでしたが、この時点でかなり素晴らしい出来でした。
特に最新曲のムーンライトを聞いた時には自分たちの曲ながら泣きそうになるくらいでした。
いや、自分たちの曲だからこそ泣きそうになるくらいぐっとくるのかもしれませんね。
自分たちの作ってきたものが、自分の音が、ここにあるって感動はやっぱり大きいです。

まだまだ完成までの道のりはありますが、きっと素晴らしいものになるはずです。
もう、はやくはやく聞いてほしくて仕方ないです。
発売は4月末を予定していますので、ぜひ楽しみにしていてください!

スタジオ練習では、その音源に負けないいい演奏をすべく、今回もクリックにあわせてしっかり練習をしました。
なかなか難しいですが、やはり集中してやるぶん、非常に充実感を感じます。
この練習の中で自由を手に入れることのできるように、引き続き練習あるのみですね。


わたしにとっては今回はホントにひさしぶりの練習で、ここ最近いろいろ心の変化もあったぶん思うことも多かったです。
旅行に行く前、そして旅行中、帰ってきてからの3週間、練習もおやすみしていたのもあって、心も自分の音楽からは少し離れていました。
新しい土地で新しい景色に触れ、新しい音楽に触れ、新しい感動を覚えて、遠くのものに焦がれる気持ちの中で過ごしていました。
簡単に言うと、北欧に景色や音楽に触れて、すっかりその魅力に夢中になって熱に浮かされていたってことです(笑)
旅行に行くといつものことなんですけどね。

でも、やっぱりわたしは日本の人間だし、この街やここの景色や出会ったひとたちがわたしを作ったんです。
この生まれた場所で、この景色で感じたたくさんの心を素直に曲にしたキャスアラの曲が間違いなく自分なんです。
自分たちの曲を聞いて改めて痛感しました。
誰かの何かじゃなくて、自分の何かはここにしかないってことを、それに対する愛を感じてしまいました。
世界中にステキなものはあふれているけど、わたしのものはここにしかないって、それがあることは幸せなことだと思います。
これからも嘘偽りない心や、この自分のちいさな手で触れることのできる世界を音にしていきたいです。

とはいえ、何かに憧れることも自分にとってはいい刺激でいい感情です。
まだまだ北欧ブームは続いてますので、音楽も景色も、ファッションもインテリアも。
そうやってなにかに惹かれるこの気持ちもまた新しい自分を作っていくんだと思っています。

そうして枝を伸ばして、変わらずに変わり続けていければ、もっともっとたくさんのきれいな景色を見つけていけるんじゃないかな、なんて思っています。

また気持ちも新たに頑張ります!
まだ見ぬ世界に、自分に、新しい音に、出会うため。
改めまして、2/23から3/3、冬の北欧を旅してきましたので少しずつ旅行記を書いていこうと思います。
今度は最後まで書き上げます。
(実は前回のミャンマー旅行記がまだ途中だという・・・これを機に仕上げます。)

長くなると思いますが、自分自身忘れないためにも残しておこうと思います。


2月23日土曜日、晴れ。

いよいよこの日がやってきました。
旅立ちの日です。

年末年始に休日出勤したかわりにもらった代休3日。それに有給2日を組み合わせて、この時期9連休をゲットしたのです。
2月に1週間も休めるなんてめったにないことということで、今回のおやすみは思い切って北欧に行くことにしました。
冬の北極圏でオーロラを見たいなと思い決めました。
とは言え、メインで訪れる国はイチバンオーロラ遭遇率が低いノルウェーです。
晴天率が低いためにオーロラが見える日は少ないとのことだったのですが、深い森とフィヨルドの大自然にあこがれノルウェーを選びました。
オーロラが見えても見えなくても、きっといい旅になるはず、一人旅はいつもわたしにたくさんのものをくれるから。

1日目は朝早く福岡空港から国内線で成田へ、その後成田からデンマークのコペンハーゲンへ向かうという予定です。
時差があるので、コペンハーゲンへの到着予定は当日夕方。
長い長い1日になりそうです。

早朝の福岡空港ではのんびりしすぎて、放送で呼び出されて飛行機まで全速力で走るというハプニングもありましたが、無事搭乗でき、お昼前には成田へ到着しました。

成田空港はすでにインターナショナルな雰囲気で、さあ、旅のはじまりという気分になります。


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搭乗前にひとやすみ。あの飛行機に乗ります。


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長旅の始まりです。

飛行機に乗るとさっそく機内食。


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なかなかおいしかったです。

空からの絶景。


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隣の席はちいさなハーフの男の子でした。
北欧系のお父さんと日本人のお母さんと一緒でしたが、すごくおとなしくかわいくていい子でした。


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飛行機は退屈するかなと思いましたが、寝ている間に一瞬でついてしまいました。
11時間も乗っていたかなぁという感じです。
ロシアの上空でめちゃくちゃに揺れたときには目が覚めて背筋が凍る恐怖を感じましたけどね。

そしてあっという間にコペンハーゲンに到着。
きれいなコペンハーゲン空港。


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当たり前なんですが、降りたったら外国でした。
なんだかすごく不思議だし、でも別に普通のような変な感じです。
日本で初めていく都市にきた感覚とあまり変わらない感じですね。
少なくともミャンマーに到着したときのような異世界に来たような衝撃はなかったです(笑)


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空港はアナウンスもなくとても静かでした。

さっそく地下鉄に乗って街に向かいます。
特に迷わずすぐ乗れました。


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音もなく走り出すきれいなきれいな電車です。

電車からの夕暮れ。


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このちょっぴりくぐもったような光がヨーロッパっぽいなぁと思うのはわたしの勝手なイメージでしょうか。

地下鉄15分程度でコペンハーゲンの街に到着です。


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これがコペンハーゲンの街なのですね!
美しいヨーロッパンの街の景色についにやってきたんだという実感がふつふつわいてきました。


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すごくにぎわっているけど、うるさくもないし、ゴミゴミもしてなくて、クールな表情です。
でも、あの都市特有の無機質な空気もなくどこかあたたかくて不思議な空気です。
そして思いの外自転車社会なことにびっくり!

ひとまず宿泊先へ。


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すごくクラシックはホテルですが、格安のドミトリーです。

部屋の中はこんな感じです。


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なんと左右3段ベッド、はしごはなし。
横幅も共用スペースもとても狭いです。

これまでドミトリーにはいろいろ宿泊してきましたが、ここまで狭いのはなかなかないですね。
同じ部屋には欧米人の女の子が3人宿泊していましたが、みんな友達同士のようで、なんだかちょっと気まずくてうまくしゃべれず早急に逃げてきてしまいました。

そして街の探索へ。

灯りがともり始めたより一層美しさを増してきました。
落ち着いたきれいな街並み。
異国情緒あふれるこの街の雰囲気に心地よくなって夜の散歩です。


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銀行さえも美しいです。


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古いレンガの建物はホントにステキで見ているだけでため息がでます。

It's a Beautiful World!


街を歩く、どんどん歩く。
楽しそうな週末の人々。
ここではどんな暮らしは、どんな日々が紡がれているのだろう。


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意外にもお店の閉店ははやく、バーやレストラン以外はほとんど閉まってしまいました。
日本みたいに眠らない街ではありません。

冷たい風の吹く街。
窓の中のあたたかな灯りを暗い通りから眺めて。

思い切り吸い込む、透明な空気。
誰もわたしを知らない、その痛みが心地よくしみこんでくるんだ。


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雪は降っていませんでしたが、空気は冷たく手袋なしでは歩けません。
そんな中でも歌い続けるストリートミュージシャンもたくさん。


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普通の弾き語りの人もいましたが、小楽団やアコーディオングループのかたもいらして、その音は街にぴったりでとてもステキでした。


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コペンハーゲン中央駅はとてもステキでした。
旅情あふれる駅、旅ごころをくすぐられます。


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自転車を止めて待っている人が絵になり過ぎてて思わず写真にとってしまいました。
ぶれてしまったのが悔しいです。


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何をするわけでもなくぶらぶら街を歩いただけでしたが、とても心地よくステキな時間でした。
目に映るものすべてが美しい街だね。

そんないい気分だったのですが、夜ごはんはどのお店に入っていいかわからず結局マックに行ってしまいました。


It's a Beautiful World!


さすがマック。世界中同じクオリティですね(笑)
店内の作りもどこまでもマクドナルドでした。

それにしても荷物を抱えてちょっと歩いただけで、もう全身筋肉痛になってしまいました。
いつの間にかこんなにも体はなまってしまっていたのですね。
そうやってなまった体でも生きていけるようになってたなんて、情けないです。

ちゃんとこの足で歩いていかなきゃ。
ここではわたしが歩いていくしかほかにないんだ。
それ以外わたしにできることはないんだ。

出発前には思いもしなかったことを感じました。
忘れていた、いろんな感覚。

そう旅するってこういう感覚。
世界を自分で探していくんだ。
自分の手で触れていくんだ。

それをわたしの頭は忘れてもこの細胞は覚えているんだ。
だから、気が付けばまた旅にでたくなるんだよね。

明日から頑張らなきゃ、そのためにも今日ははやめに休もう、とマックを食べたあとは急いで宿に帰ってシャワーを浴びて寝ることにしました。
シャワーも海水浴場のシャワーくらいの広さしかなく、はしごのない3段ベッドにのぼるのは相当苦労しましたが、なんとか寝場所だけは確保できました。

さすがに疲れたのであっという間に熟睡かな、と眠りについたのですが、3段ベッドから転げ落ちる恐怖と、同じ部屋の人たちの物音と、明日起きれるかの不安でなかなか寝付けませんでした。

寝返りも打てないベッドの上で、目まぐるしく移り変わった今日の景色を反芻しつつ、眠りの訪れを待ったのでした。
な訳でもないのだけれど。


今日は昨日よりさらに体調が悪化して1日寒気がしてふらふらでした。
だけどあんなに休んでいて早退するわけにはいかない、というプレッシャーからレッドブルで風邪薬飲んでコート着て震えながら充血した目で仕事してきました。

なんだかね、気が抜けたのでしょうか。

はやく旅日記を書きたいし、やりたいこともたくさんあるのに手つかず。

とりあえず今日もはやめに休むとします。

おやすみなさい。
結局ほとんど眠れないまま朝を迎えての出勤でした。

あまりにも当たり前に、音もなく滑り出した毎日。
ひさしぶりのオフィスに入る瞬間はなんだか緊張したし、マウスを持つことすら新鮮でしたが、10分もすれば体になじんでいきました。

同じチームの数人に楽しかった?と聞かれた程度であとはいつも通り仕事が始まり、何も変わらない日々のスタートです。
あの空も、あの雪も、あの海も、夢だったんじゃないかって思うくらい、変わらない日常。
情熱は誰かに伝えることもなく、積もらないこの街の雪のようにアスファルトに溶けるんだ。

なんだか帰ってきた途端に風邪をひいたみたいで1日ずいぶんきつかったですが、あっという間に終わりました。


仕事の帰りにはコンタクトを作りに行ってきました。
実は旅に出てすぐ、コンタクトの度数があっていないことに気づいたのです。

愕然としました。
これまでこの目で過ごしていたのにどうして気づかなかったんだろう。

そうか、いつも同じ景色とパソコンのモニタと携帯の画面しか見ていなかったんだ。

わたしは何も見ていなかったんです。
そこにあることを知っているものだけを見て。
目をこらさなくても見えるものだけを見て。
近くを見て、そこにある情報に世界を見た気になっていたのです。

この目で世界を見ようとしてなんかなかったのです。

それに気づかされてものすごく自分にショックを受け、とりあえず帰国したらすぐにコンタクトを作りに行こうと思っていたので、ふらふらになりながらもそれだけは果たしてきました。
目が悪すぎて取り寄せに3日くらいかかるそうですが、診察はしてもらいました。

もっと遠くを見よう。
この世界のどんな色も、どんなカタチも逃さないように。
見えない言葉を見つけよう。


変わらない今日。

そんなことない。

どんなに日常は変わらなくても、世界もわたしもこの瞬間だって変わり続けているんだ。
空の色に、海の色に、わたしは何を見つけるのだろう。

飛行機は遅れに遅れましたが無事帰ってきました。

さすがにぐったりでしたが、飛行機を降りるといつもの見慣れた街並みであっと言う間に日常に戻ってきました。

さっきまで北欧の街を歩いてたなんてうそみたいに、夢が覚めてしまったようです。
旅に出て帰ってくると、なかなか現実に戻れなくて夢心地のままの終わりシンドロームに襲われるのですが、今回はあまりそれもなくすんなりでした。

と思っていたのですが、夜中になるとなんだかいろんな気持ちが渦巻いてきて全然眠れなくなってきました。

あんな気持ち、こんな気持ち。
忘れないで消えないで、願ってもいつかは失っていく気持ち。
ここはこんなにも穏やかなのにいつもざわざわと不安になるのはなぜなの。
わたしだけ探し続けて、わたしだけ空っぽになり続けて。

楽しかったのに渇いていくのはなぜなんだろう。
ほっとしてるのに苦しくなるのはなぜなんだろう。

なんだかうまく言えないけど、言いようもなく息苦しくてたまらないです。

明日はもう普通の月曜日なのに眠れそうもないです。

目を閉じて、ほら、もう遠い景色になりつつあるんだ。

この一瞬一瞬、生きていることは失い続けていることかもしれないね。

それさえ明日には当たり前の中で忘れていくのだろうけど。