風が通り過ぎても | It's a Beautiful World!

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夜が明けたら/CastingAroundドラムヒロヤユウコの日々のお話です

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ここにいたこと、忘れないで。


ライブとライブの合間、日曜日にはちょっとおでかけしてきました。
土曜日のライブの打ち上げが朝までで家に帰ってきたときにはすでに7時過ぎでくたくただったのですが、この日はもともとでかけようと決めていたのです。
青春18きっぷの2枚目をこの日に使わないとあまってしまうからです。

とは言え、行き先はまったく決めてなくて、富士山を見に行こうかな、海の見える絶景駅に行こうかなと悩みながらそのまま出発しました。

できれば景色がきれいで、誰もいないところへ。
前の日におこったいろんなことや、交わした言葉の意味を反芻する時間もほしくて。

そんな訳であまり行ったことのない、山梨・長野方面に向かうことにしました。
中央線を下って下って、思いのほか山梨は近いのですね。

東海道線はいつもどこまで行っても人が多いけれど、中央線は八王子すぎればほとんどひとがいなくなりました。

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のんびり車窓。
時折うとうと。

3時間弱中央線に乗って、山梨の小淵沢という駅で小海線に乗り換え。

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途中で決めた目的地はJR鉄道最高地点とJR線最高駅です。

小海線は標高1000m以上の高原を走る鉄道。
まだ雪が残る車窓に東京を離れたんだなと実感させられどきどきします。

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到着しました、最高駅の野辺山駅!

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思った以上になにもない田舎ですが、はるか遠くにそびえる八ヶ岳が素晴らしい景色です。
寒いです!

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最高地点自体はここから2キロ手前らしいので歩いてそこにいってもうひとつ前の清里から電車に乗って帰ることにしました。

誰もいない線路沿い。
はるか遠く見渡せば。

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こうしてきっとかないそうもない世界をゆっくり歩くのが大好きです。

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思い出してみる、思い描いてみる。

すべて、遠い惑星の出来事のようだよ。

いま何もかも切り離されて、取り残されてしまったら、それはとてもあたたかいのかもしれないと。

最高地点!

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おそばを食べたよ。

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いつもこってりラーメンばっかりなので洗い流されるようです。
ゆっくり静かなごはんもいいですね。

それからまた1時間くらいあるいて清里高原にきました。

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有名なジャージーソフトクリームを食べました。

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足湯があったので足湯に入りながら。
澄んだ冷たい風のなか、なんて心地よい時間。

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途中でとなりに幼稚園の女の子とおじいちゃんがきたのでお話しながら入りました。
女の子が可愛くてソフトクリームが美味しくて幸せな時間だったよ。

あっとゆう間に夕暮れ時。

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そろそろ帰ろうかなと清里の駅に向かったのですが、駅前の景色にびっくりしました。

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かつてはにぎわったであろうお土産やさん、飲食店、すべて閉店していて廃墟の街なのです。
ホントに全然ひともおらず、ただ空き店舗が並ぶ驚きの光景でした。

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なんでも70~80年代には「高原の原宿」と呼ばれ大賑わいの観光地だったそうです。
何も知らずに行ってこの光景をみたので衝撃的でした。
諸行無常ですね。

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電車がくるまで1時間半あったので駅前でお茶でもと思っていたのですが、お茶するところなんて皆無でした。
人の作ったものはこうして栄えては廃れていくのですね。
そこに広がる山も高原もこんなにもみずみずしく美しいままなのに。

なんだか少し寂しい気持ちを抱えたまま帰りの電車へ。

さすがに疲れてうたた寝しながら3時間。

からだはもうくたくたでしたが、いい休日になりました。
行き帰り、歩きながら、いろんなことを考えて、いろんなことが自分のなかで落ち着く場所を見つけました。
あわただしい毎日だから、たまには心をやすめないといけないね。
逆にざわざわしてしまったこともあるけれどね。
それはそれでいいんだよ。

いつだって目に映る新しい景色は新しい感情をくれるんです。

そしてそれがまた新しい音になるように。

そういう風に生きていけたらいいなと思います。

いつかすべて過ぎ去っていっても、その瞬間を忘れないように。