ずっと見たかった映画「へルタースケルター」を見てきました。
アニメ専門のわたしは普段映画を見に行くことはあまりないのですが、この映画は公開前からすごく興味があり見に行きたかったのです。
期待通り、いやそれ以上の衝撃でした。
すごく引き込まれてしまいました。
自分とは全然違う状況、全然違う人なのに、こんなにも共感してしまうのは何ででしょうか。
何者かになろうとしては消費されることと、何者にもならずに消費していくこと。
どうせなにもない空っぽな世界でそれでも何かを望むこと。
人間の欲望はどうしようもなく醜くてどうしようもなく美しいものですね。
どうしようもなく悲しいのになぜだかすがすがしいものですね。
衝撃的な内容だったのにこんなに息苦しかったのに、見終わったあとはなんだかすごく元気になりました。
めちゃくちゃだけど自分の欲望に全力で向かっていく主人公をすごく好きになっていました。
いろんなことを考えさせられたけど、それでも生きろって、それでも生きようって不思議なくらい思いました。
しかし、帰ってインターネットでレビューをみたら酷評が多くてびっくりしました。
自分とは全然違う意見が9割くらいで、やっぱり人とわかりあうって難しいんだなぁなんて思いました。
映画を見ても、本を読んでも、音楽を聴いても、感じ方は人それぞれですね。
だから難しくて苦しいし、だからおもしろいし、ひとを好きになるのかもしれません。
わたしの生み出すものもこの手を離れた瞬間から、受け取ってくれる人それぞれのものになるんですよね。
それで当然だと思うし、そうあって欲しいです。
正解なんて、正論なんてどこにもなくていいんですよね。
いまの世の中じゃ、自分がどう思うかさえも、見えない力でコントロールされているように感じることもありますが、どんな不自由ななかでもこの心だけは自由にありたいものです。
わたしが何を見て、何を思うかは、わたしだけのものなんだよね。
そんな感想も含め、ホントにひさしぶりにいい映画鑑賞でした。