青い空、青い海。
通り過ぎる夏のきらめきは。
今日は美しい海岸線を眺めながら山陽本線をずっと下っています。
素晴らしく晴れた真夏の車窓は、まだまだ夏は終わらないよと語りかけてくるようで心が騒ぎます。
故郷の防府も通り過ぎました。
どこにでもあるような緑あふれる田舎の風景。
海、川、遠くに見える赤と白の煙突。
見慣れたよく知っている街の景色だけど、この街はわたしのことなんて何も知らないんだよね、そんな気がします。
生まれ故郷、防府も。
わたしが暮らす、福岡も。
きっと世界はわたしのことなんて知りはしないんだ。
目に映る景色は青く澄んで眩しくてなんだか泣きたくなってきます。
いま目の前にある確かな青さに、僕ら触れることさえできないけれど。
