故郷に吹く風国道3号線を北上して、たくさんの街を越えて、故郷山口に帰省中です。懐かしい広く高く続く視界。少し霞んだミルクをこぼしたような空の色。新しい季節をささやく夕暮れの匂い。一年半、雨の日も風の日も、笑いたい日も泣きたい日も通ったこの道も、いまこうして通るとまた違った気持ちをわたしにくれます。ねぇ、わたしがあの日守りたかったものは何だったっけ?この景色の清らかさにわたしがあらがったその訳はなんだったっけ?故郷に吹く風は今日も優しくて、わたしはまた振り返ってしまうよ。