長い休符のあとに。
どこにでも行けるということはどこにも行けないということ。
どこかに行きたくて飛び出して、どこまで行ってもどこにも行けなくて。
どこまで行っても逃れられなくて。
帰るところもなくて、さまよって。
この休符に意味があったかなんて今はまだわからないけれど、変わらないあたたかさと輝きと、まるで新しいドキドキときらめきを持った場所にたどり着いたんだ。
大好きなものを大好きだと大きな声で歌える場所。
わたしがわたしでいれる場所。
動き出した毎日を光より速く追い越したくて、疲れたからだで走り出すよ。
どこにも行かないこのちいさな世界で、わたしはきっとどこにでも行けるから。