あれから2年。
季節はめぐれど。
ひとつの時代の終わり、キャスアラとこひむらさきでステージに立ち、さよならを告げる勇気を持ったあの日からちょうど2年が経ちました。
歳をとると一年が早い、なんてきっとウソだと思うくらい、いろんなことがあって長い長い2年でした。
いろんな場所に行って、いろんなことをして、なにかを探して見つからなくで暗闇をはいつくばった2年でした。
ホントにさまよったけど、結局最後はやっぱりこんな気持ちになるんだな、と変わらないものを実感した2年後の春なのですが、それを全部話すとまた相変わらずのウザいくらいの長さになるので、今日はそのひとつ、わたしの親友についてだけ書きたいと思います。
わたしの親友、一緒にバンドをしてきた鵜瀬綾佳の話をします。
それこそちょうど2年前くらいはしつこいくらいここでも誉めまくってたわたしの愛する彼女です。
鵜瀬綾佳はホントに天才的な感性と、心に突き刺さるような歌声で、初めて見たときからわたしはその才能にすっかり魅せられてしまいました。
そしてその音楽の才能そのままの素晴らしくアーティスティックな彼女の人生には、驚かされるし共感させられるし、笑わされるし泣かされるし、とにかく最高に衝撃的でした。
わたしはわたしのこの心の言葉にできない部分の気持ちを共有できる女の子に出会えるなんて思ってもいませんでした。
彼女は決してわたしに似てないのに、なぜかそこをどうしようもなくわかってくれるのです。
風の匂いに、空の色に、季節の音に、意味もなく胸を掻き立てる切なさに、ただそこにある愛しさに、何も言わずも一緒に震えていれるのです。
そしてこの心の透明な部分と同じくらい、ずるさも弱さもわかちあえる人なのです。
一緒に音楽していたぶん、時に衝突もあったけど、わたしは彼女が大好きでした。
大好きなんて言葉じゃ足りないくらい大好きです。
そんな彼女ともいろいろあってここ半年くらいは会えないままでした。
そう、わたしは相変わらず鵜瀬綾佳なんて呼んでいますが、彼女はもう鵜瀬ちゃんではないのです。
結婚して、もうすぐママになるのです。
わたしは最初それをうまく祝福してあげれませんでした。
なんだかよく知らない人に突然とられた気がして、彼女ともう心を共有できなくなった気がして、変わってしまった気がして、腹が立って、くやしくて、なんだかちゃんとおめでとう、と言えなかったのです。
ずっとずっと会いたかったけど、会いたくないようなそんな気持ちのままでした。
でも今、ようやくその気持ちも吹き飛びました。
数日前、なぜか無性に彼女の歌が聞きたくなって、CDを聞いて、その歌声が心に届いたときに確かに変わらない彼女の心を感じました。
そしてそんなとき、たまたまくれた彼女のなにげないメールに、かけがえのない彼女の存在の意味を感じました。
他の誰でもかわりになんてなりようのない、わたしにとっての唯一の存在なんだね。
今までも、これからも、ずっと。
そして、今日やっと彼女に心からおめでとうを言うことができました。
今までごめんね。
素直にお祝いしてあげれなくて。
ホントにごめん。
おめでとう!
バカだな、わたし。
女の子の友達なのに、こんなに思ってしまうなんて、わたしの好きも限度を知らないようです(笑)
これからはちゃんと素直にまた近くにいたいです。
結婚してもママになっても、一緒に音楽できなくても、ずっとこの心を共有できる大切な大切な友達だよ。
なんだか感極まって涙がでてきました。
季節の変わり目は涙もろくなりすぎていけません(笑)
あぁ、なんだか今どうしようもなくみんなに会いたいです。
わたしには大切に想う大好きな人たちがいっぱいです。
そのみんなにいつも会うことはできないけど、ちゃんとつながっていたいし、ちゃんと会いにいきたいです。
季節はめぐれど、きっと変わらない、大切な人たちに。
