遠い空から聞こえる、懐かしいギターの音、優しい歌声。
またひとつ、季節を越えようとしています。
いつかの自分を見つけて、向かい合うたびに、あの日の自分に問いかけられている気がします。
今のわたしは、あの頃みたいにちゃんと真っ直ぐ生きれているの?
自分に恥じずに走れているの?
それでも、それと同時に、どんなに季節を越えても、どんなに歳を重ねても、どんなにわたしが変わってしまっても、汚してもごまかしても、かき乱しても取り繕っても、ゼッタイに消せない、変わらない、変わることのできないものも何度も何度も見つけてしまうのです。
二度と戻れなくても、きっとわたしは進めないんだ。
もう二度と触れられなくても、この指先はいつも、いつも探してしまうよ。
とっくに忘れたはずなのにね。
冬の冷たい夜空があまりに美しくて、透き通る空に吸い込まれそうで、また意味もなく泣きたくなるんです。