真っすぐにどこまでも続く線路とか、その上を走る熱された風とか、窓の外を流れる夏雲とか、夢中になってた文庫本から視線をあげるといつの間にか変わっていた景色とか、橋を渡る電車の音とか、まぶしそうな顔で電車を待つ旅人とか、電車の旅にはぐっとくるものが多過ぎです。
このままどこまでも行きたいよ。
自由でいたいと思うんです。
たとえ引き換えに孤独を与えられようとも。
でもきっとまた明日には自由はいらないから孤独から開放されたいと思うのでしょう。
なんて矛盾だらけの贅沢だよね。
などといういつも通りのとりとめもない物思いにふけることさえ、ちょっとだけ特別な気がする電車の旅なのです。