泣きたい夜 | It's a Beautiful World!

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夜が明けたら/CastingAroundドラムヒロヤユウコの日々のお話です


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何があっても笑っていこうって思ったけど、涙の止まらない日もやっぱりあります。


今日は全室部屋食で、わたしも初めて個室宴会(2部屋まとめての部屋食)を担当しました。

今まではずっと団体さんの宴会を担当してきたのですが、部屋食は勝手が違うので朝からドキドキして一生懸命勉強してきました。


夕方お客様がチェックインして、ご案内にいったのですが、団体さんと違ってお茶を入れたり、お食事のときの飲み物やカラオケやいろんな手配があります。

団体さんの対応は慣れてきていたけど、さすがにわからないことがいっぱいあってみんなにたくさん聞きましたし、ひとりであたふたしていました。

全然わからないで、他の人に聞いたりしていると、自分のことは自分でしなさい、全部自分で担当するのが部屋食よ、と注意されました。


いざお食事が始まると、今度はひとりで動転してしまって、上手にお料理も出せないし、ビールの栓抜きは忘れるし、おなべのふたを取りにいくのは間に合わないし、暑いといわれてく空調もよくわからないし、それでもホントにお客さんがいいかたたちで、お客さんとの会話ははずんで、お客さんにお酌してあげて、楽しくお食事をお世話することができました。


わたしの不慣れにも温かく接してくださり、わたしもとてもうれしく和やかに過ごしていましたが、すると今度はまたみんなに注意されました。

忙しいのにお客さんに付きっ切りにならないでさっさと片付けて、みんなが帰れない、あれもできてない、これも違う、いろいろ注意されて、同じようなことは毎日言われてましたが、なぜか急にぷちっと切れたようにこらえきれないくらい悲しくなって、お客さんのおつかいのたばこを買いに行きながら涙がこぼれて仕方なかったです。


全然ダメです。

お客さんに喜んでもらいたくて、一生懸命やったけど、お客さんにも迷惑かけて、みんなにはもっと迷惑ばっかりかけてしまって、でも、初めてのことでどこに何があるのかも、なにもかもぜんぜんわからなくてどうしようもなくて、気持ちだけじゃどうにもならなくってなんだかもう言葉にならないくらい悔しくて悲しくて仕方ないです。


自分の宿だったら、わたしが宿のオーナーになりたいと思ったきっかけになった宿のように、オーナーも一緒にみんなで夜中まで飲んで、全部無礼講だし、遅くなったらわたしがひとりで全部片付けるし、お客さんが寝たいならそれでもいいし、なんでも個性でいいし、なんて思うけど、それはわたしの理想論であって、そんな理想と現実をごちゃ混ぜにして、このホテルの従業員としてすべきことはなにもできてないんです。

ここのホテルは自分の理想とする宿泊業の正反対にあるということは最初からわかっていて勉強と思っていたのですが、ここで求められている「常識と作法」は好き勝手に生きてきたわたしにはやっぱりなかなかの難関です。


そんな言い訳していてはダメですね。

わたしの理想は理想、ここで働いている時間はここの従業員として求められる行動をきちんととれるように、泣いてないで努力しなければなりません。


でも、さすがに折れそうです。

がんばっていきたいけど、ちょっとだけ自信なくしてしまいました。


はぁ、ダメダメ。

明日起きたらまた笑顔でいくんだぞ、わたし!