今日は漠然と決めていた予定では福岡から行橋まで国道201号という山道を走って、行橋から中津までを国道10号を通っていこうと思っていました。
ですが、行橋の手前、勝山町で中津方面へショートカットできる県道58号という道を見つけたのでそれに入ってみました。
その道はとんでもありませんでした。
ひたすら真っ暗なたんぼの中をつきぬける道で街灯もなければ家もない車も通らないで、足元の見えない恐怖、行く先の見えない恐怖、車から自分が見えない恐怖におびえながらもう必死に走りました。
そしてそんなことは露知らずといわんばかりにわたしの頭上一面に広がる雨上がりの夜空。
澄んだ空にたくさんの星が瞬いていました。
恐怖を感じながら、夜空に感動するなんとも不思議な道のりでしたが、わたしはふとこういう風にひとりで走っているときに感じる、「世界中でひとりきり」の感覚をまた感じ、なによりそれに打たれていました。
真っ暗な広い世界にわたしはひとりきり。
今がいつだか、ここがどこだかわからなくなる感覚。
どこからきて、どこにいくのかわからなくなる感覚。
不安、なんて言葉じゃ足りないくらいの胸のざわめき。
冷たい冷たい心を突き刺す風。
寂しくなんてないんだ、全然。
愛おしい孤独。
あぁ、溶けてしまいた い。