ポルトガル北部 ヴィアナ・ド・カステロ | M.K.S Blog

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料理家・栗山真由美 ライフワークは料理と旅

こんにちは。

前回のCosta Novaから向かったのは、ポルトも通過し、ずっと北上したヴィアナ・ド・カステロ。

 

距離だけを比較すると、ポルト→ピオダォンとさほど変わらず、Gマップでは20分ほど短い時間で着くと出たのですが、体感的には全然近い。

ポルトガルは南北の移動は、高速道路が完備されていて、高低差もそれほどないので、運転は楽だと思います。

東西の移動も、中都市規模の町であれば、それなりなのですが、それ以外はなかなか真顔

じゃり道でないにせよ(ベルギーの方がじゃり道多い知らんぷり)、山道、道幅、高低差、視界、天候などいろんな課題が降ってきます泣き笑い

実際かかった時間よりも、疲労度が高い感じです。

そんなわけで、スイスイ〜っとViana do Casteloに到着。

 

まずはMuseu de Artes Decorativas(装飾芸術美術館)へ。

Viana do Casteloに来るのは2回目、前回も狙っていたのに閉館日か時間の問題かで見逃した美術館で、当時、周りにいたポル仲間には非常に評判の良かったのです。

満を持して指差し

 

Viana do Casteloは海に面した港町なので、漁業・造船など海に関わる仕事が盛ん。

船のモチーフは非常に多く見られます。

 

17世紀の珍しい陶器や、

 

18 世紀から 19 世紀の国家生産に関連したいくつかの優れた作品を含め、ヴィアナ・ド・カステロで生産された陶器を広範囲に展示されていて、その数300点にのぼります。

 

当然ながら、中心として生産されていた陶器は城で使用されるものになります。

 

青と白の伝統的なアズレージョが壁一面にあり、見応えあります。

 

非常に珍しい礼拝堂がありました。

この祭壇は金メッキを施さず、バロック様式の木製の彫刻のみで作られています。

引き立てているアズレージョは、タイルの巨匠Policarpo de Oliveira Bernardesによるもので、ピッタリと調和しています。

 

当時の暮らしが垣間見れるのも嬉しい。

 

日本語で言う、左官業の方が使う道具たち・・・と思ったら、

 

 

こーゆー型にはめたり、切り出したりする道具ですね、きっと。

 

中世のものなのに、古さを感じず、また保存状態も大変良かったです。

ヴィアナ・ド・カステロに行かれたら、ぜひ寄ってみていただきたい美術館です。

 

余談ですが、入場料が確か3€と破格だったと思うのですが、

「町内の別の美術館もう1ヶ所も行けますよ」と案内を受けました。

なんと良心的な泣き笑い

 

続く・・