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接客の基礎敬語についてご質問をいただきました。

こんにちは!
接客カウンセラー奥です。


先日、接客 基本 講座という2年半前の記事にコメントで質問をいただきました。

懐かしい記事です(笑)

せっかくなので、解答を書きたいと思います^^


先日バイト先の朝礼でこちらの記事の内容を問題にして出させて頂きました。(正しい敬語に直す感じです)
私自身は気づかなかったのですが、色々な質問を受けたのでお伺いしたいです。
(読者のえりさんより)



Q.「ご予約のお客様でございますか?」はどうしていけないんでしょうか?

A.「ございます」は謙譲語と言い、自分をへりくだって表現するときの言葉なんですね。

「ご予約のお客様でございますか?」は自分のことではなく、お客様のことなので、「ございます」ではなく「いらっしゃいます」を使うのです。


Q・お嬢様とご子息の組み合わせですがご令嬢はどういったときに使うものですか?

A.正式には「ご子息」の女性版は「ご令嬢」です。
「お嬢様」はよりカジュアルですが、ご紹介した記事でお嬢様を引用したのは、実際の接客現場では「ご令嬢」は高貴な印象が強すぎて現実的にはあまり使わないからです。


Q.とんでもございませんはどうしていけないんでしょうか?

A.「とんでもない」という言葉は、一見、「とんでも」と「ない」が合わさっているように思いがちなので、「とんでもございません」にしたくなりますよね。

ですが、「とんでもない」はそれでひとつの言葉で分けることができません。

そのため、正しくは、「とんでもないことでございます」になるのです。



えりさん、勇気をだして質問してくださり、ありがとうございました^^

ちなみに、これはあくまでも現時点での解答です。

敬語に限らず、言葉というのは生き物であり、時代時代で変化していきますので、現時点で正解でも、近い未来には正解が変わる可能性もあります。

例えば、「見る」ができることを、正しくは「見られる」ですが、実際の会話では、「見れる」と“ら”を抜きますよね。
(いわゆる“ら抜き言葉”)

『ら抜き言葉は、言葉の乱れだ!』とよく言われますが、「見られる」だと、

◆「見ることができる(可能)」
◆「誰かに見られる(受け身)」

どちらなのか?判別がつきにくいデメリットがあります。

ところが“ら”を抜くと、

◆「見ることができる(可能)」=見れる
◆「誰かに見られる(受け身)」=見られる

と区別して使えるメリットもあるんですね。

こんな感じで、言葉の捉え方は少しずつ変化しますので、そんなところにも目を向けてみつつ、楽しみながら学んでみてくださいね♪