ポストたずねて三千里 -27ページ目

東京駅のポスト②

ポストたずねて三千里                                                 

       ミニチュアサイズですが・・・





走る人  確かに背丈が短いし、台座がない。








が、基本の形はちゃんとできている。







ま、いいじゃないですか?







東京駅八重洲口ですよ。

円いポストから

四角いポストへと

替っていくんだと                                                       郵便局は言ってたけど、







つまり、円いポストはもう

つくらないんだ。あれは大きい

郵便物が入らないし、

たくさんの郵便物が入らないから

ダメなんだと言っていたけど、







なぜか、東京駅八重洲口の

売店には、

四角いポストじゃなく、

円いポストが立っている。

不思議と言えば不思議。

当たり前といえば当たり前。







たしかなことは、

四角いポストを作っているのは

昔の郵政省のえらいさんが天下った

会社です。








でも毎日ポストから郵便物を取り

出す仕事をする集配のひとは

みんな円いポストのほうが好き

なのです。それは、








私自身が集配の人に聞いた

から、確かなことです。








スイスアルプスのユングフラウの

頂上駅にも日本の円いポストが

ちゃんとあります。世界中の人が

あの円いポストの頭をなぜていき

ます。子供たちはかならず台座の

石の上に乗り、ポストに抱きつき

ます。

こんなに愛されるポストは世界に

あるでしょうか?






東京駅のポスト

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        東京駅構内の売店







走る人東京駅の中にこんなポストがあるなんて

ついぞ気付きませんでした。







ポストファンにとってはうれしいことです。







最近、ポストが色々なところ、たとえば

テレビ・コマーシャルとか、グラビア写真

とか、郵便局以外の場所に登場する

機会が増えてきています。







世の中に日本のポストの面白さとか

ユニークさがだんだん浸透してきた

のかなと思われます。

越前大野の老舗②

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    「時の鐘」の塔から城山をのぞむ







走る人 サッカーの中田英寿くんのホーム

ページをのぞくと「福井日記」というのが

あります。






 


その前篇に大野が出てきます。

中田くんはいま日本全国を旅して、各地に

残る日本の伝統を掘り起こしています。







 ここでは真名鶴酒造のお酒を紹介

しています。肝心のお酒そのものよりも、                                        ワイングラスに興味があったらしく

漆塗りのリーデルでお酒を飲んでいる

写真が出ています。







 リーデルとは,250年以上の歴史を持つ                                         オーストリアのワイングラスメーカー

の名前です。







 中田くんはリーデルのグラスは初めてだった

ようでメモ帳に書きとっています。






 大野には造り酒屋が4軒あります。

 「真名鶴」を出している真名鶴酒造のほか                                   「一の谷」を出している宇野酒造、「源平」を                                    出している源平酒造、「花垣」を出している                                       南部酒造、以上の4軒です。






 このなかで私が選んだのは南部酒造です。

昭和29年に姿を消した純米吟醸「亀の尾」

は長い間「幻の酒」といわれてきました。

 それが56年ぶりに復活したのです。

 お酒は「花垣」のラベルですが、ビンの

のどもとに「亀の尾」の金のラベルが斜めに

貼ってあります。






  七間通りに面した南部酒造を訪ねると

美人のおかみさんが出迎えてくれました。

あの中田くんもじつはここを訪ねていたこと

がおかみさんの話でわかりました。






 さっそく幻の酒「亀の尾」を試飲させて

もらいました。

 とくとくとくと杯に注がれる音がたまり

ません。







 見ると杯には薄い鼈甲色のお酒が

なみなみと溢れています。

なぜ鼈甲色なのかというと生酛(きもと)

のせいでほんのり色がつくのです。それが

またお酒にいっそう深みをあたえています。 

    (注)生酛…酒の原料となる酒母。                                        






そっと口にふくむと芳醇な香りが口の中

いっぱいにひろがります。

なんともいえない上品な風味です。






 もう一つ「大辛口」の吟醸を試飲しました

が、これはきりっとした辛口の酒で、まあ

ふつうに飲むならこちらでしょう。






 しかし、ある程度年輪を重ねた人なら、                                  「幻の酒」を口にふくみつつ、静かに秋の                                     月を眺め、来し方を想うのが風流というもの

でしょう。






 私は迷うことなく幻の酒「亀の尾」を一本

買い求めました。中田くんの「福井日記」

の最後に「もう一軒まわりました」とだけ記さ                                     れていますが、それが南部酒造だったようです。






 ポスト探しの旅のお土産は、朝日屋の

酒まんじゅうと幻の銘酒「亀の尾」でした。

                       (完)

               








 


越前大野の老舗

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    これぞ本物の老舗の看板?







走る人 大野の七間通りを歩いていると、

薬屋さんをみつけました。






薬局とは呼びにくいような昔の看板が

屋根の軒に上がっていました。







「一子相伝」と昔の古い漢字で

書かれています。なつかしいですね。







大野にはこのような老舗がたくさん

残っています。 


越前大野ぶらり散歩⑩

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      こんこんと湧き出る清水








走る人 越前大野がすごいところは、町中いたるところ

できれいな水が湧いていることです。







 そのひとつ”お清水(しょうず)”がこれです。








 ひしゃくが置いてあったので、真ん中の

円い枠の中の湧水をすくって飲んでみました。







 とてもまろやかで美味しい水です。

 これでコーヒーを沸かしたらおいしい

だろうなとすぐ思いました。







 大野は大昔は萱の生い茂る沼地だったそうです。

 だから、町の中を網の目のように水路が走って

います。







 町の人は、いまでも水道よりも井戸水を利用する

人が多いとか。







 しかし、”お清水”を「おしょうず」と呼ぶその

呼び方も優雅ですね。







 ふと正津勉という詩人を思い出しました。

 ”しょうず・べん”のしょうずは清水のしょうずと

同じ読みです。






そういえば正津勉は越前大野の出身でした。



越前大野ぶらり散歩⑨

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    しゃれた洋館造りの家の前に・・・







走る人 もうひとつポストをみつけました。

武家屋敷の内山家からほんの少し

西側へ歩いたところに、洒落た西洋館

造りの二階建てがあります。







 立て看板に「はいから茶屋・お食事処」

と書いてあります。







 ”喫茶と軽食”って感じですかね。

城下町にはちょっとミスマッチかと                                         いえばちっともそうではなく、

うまく溶け込んでいます。






 それはなぜなんだろう?としばし

考えてみました。






 どうもこの町はもともとおしゃれな

町なのではないかと思われます。

飛騨の高山もそうです。

同じ金森長近がつくった町です。

都市計画に独特のセンスがあります。





 430年も前につくった町なのに

古臭い感じがまったくありません。

この町を大事に思う人たちの

毎日のこころがけが、町全体を

しゃきっとさせているんだな、と

思いました。



 


越前大野ぶらり散歩⑧

ポストたずねて三千里

   山門の前に川が流れる寺町通り







走る人お寺には広い敷地と本堂があり、                                          兵士が何百人も寝泊まりできます。






 水や食料も貯めておくことができます。





  



いいほど、

お寺ばかり並んだ寺町があります。

 





 これはお城の前線基地と考えれば

その謎がとけます。






 


 寺町は城下町ならではの風景です

 城下町を作る立場から見ていくと、 

いちだんと味わい深いものがあります。







  大みそかの除夜の鐘は、寺のハシゴ

をする人が多くて、あっちこっちでゴーン、

ゴーンと2時3時まで鐘が鳴っているのだ

と聞きました。






 
 ですから城下町には、かならずと言って

越前大野ぶらり散歩⑦

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       お寺がずらっと並ぶ町







走る人   それからぶらぶら歩いているうちに

お寺ばっかりずらっと並んでいる通りに

出ました。






 「寺町通り」と看板が出ていました。

 やっぱりね。






 

 ずいぶんたくさんお寺が並んで

いますね。数えてみたら27軒ありました。

もっとあるかも・・・






 なぜこんなにたくさんあるんでしょうかね?

 しかも軒をつらねて並んでいるんです。






 じつは、お寺が並んでいるというのには

それなりのわけがあるんです。






 

いざ戦争になったとき、お城の外側に

陣地を作る必要があります。

 お寺は、お城を守る陣地の役割を

担っているんですね。





越前大野ぶらり散歩⑥

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        武家屋敷の土蔵



走る人土蔵です。





 

 屋根を支える”つっかい棒”が切妻の                                         面だけで7本もあります。






 この”つっかい棒”はめずらしいと

思いませんか?






 デザイン的にも面白いと思います。

 いったいどういう考えでこんな支え方を

したのでしょうかね?





 まず考えられるのは、この大野地方が

日本でも有数の豪雪地帯だということです。

屋根に積もる雪の重さに耐えるため、

庇(ひさし)をささえる支柱が必要だった、                                       とは考えられないでしょうか。






 建築の専門家に聞いてみたいと

わかりませんが・・・






 白い壁と黒の格子のコントラスト。

 いかにも城下町らしい風情です。

 





越前大野ぶらり散歩⑤

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         武家屋敷内山家








走る人  武家屋敷にやってきました。

旧内山家です。内山家は代々家老を

つとめた家柄です。







 母屋の切妻には白壁に木の柱が                                       格子状に組まれていて、美しい

ハーフ・チンバー風のデザインを形作って

います。







 この建築デザインは、七間通りの

商家の切妻にもおなじ格子状の木の柱

みられ、この地方独特の建築様式

だと思われました。







ちょっと変わっているのは土蔵の屋根

でした。