大型二輪免許取得  | ニューヨークと東京に暮らす変な経営者のひとりごと

ニューヨークと東京に暮らす変な経営者のひとりごと

(旧タイトル、NYと六本木ヒルズに住む経営者のひとりごと) 
ニューヨークと東京で会社を経営してます。 NYがベースで、年間10回以上、NYー東京間を往復しています。 アメリカ生活が30年以上になるので、日本にいると沢山の驚きがあります。そんな驚きを綴っています。

試験を受けるのは久しぶり。 

いつも逆側の立場、面接をする側や査定する側の立場でいるので、

府中の免許試験場での実技試験は、

政府とはなにかを思い出させてくれるいい経験となった。 

日本の車の免許は以前から持っていたので、

筆記試験はなかったが実技試験を受ける必要があった。 

25歳の時、交通事故で右中指切断をしたため、

単車は20数年間乗らなかったのも

いままで日本で自動二輪免許を取らなかった理由でもある。

自動二輪中型は試験場で一発で18歳の時に取得していたが、

免許の切り替えの時に、もう自動二輪は乗らないと思ったので、

更新時に落としてしまっていた。


2010年にアメリカでもう一度モーターサイクルに乗る事に決心し、

即アメリカでライセンスを取った。

日本では仕事のみの生活で、単車乗りはアメリカだけで十分と思っていたが、

東京で楽しく乗られている前職の先輩の影響もあり、日本でも取りたくなった。 

今は限定解除は教習所へ行って取れるそうだが、出張中の身のため日本に滞在している期間が重要である。

教習所にかよう時間がないし、かけたくない。

金も20数万円かかるそうだ。 

大型二輪を教習所に行かずに試験場で受けて取るのは、非常に困難であると聞いた。 

受かる確率は、数パーセントと聞くと、

余計にチャレンジしたくなった。 


20歳の時に基本は覚えているので、試験場で取ると決意。 

一回目の実技試験は、コース上で試験官が何を期待しているのかがわからず、止まるべきでない所に止まるべきと勘違いしておとされた。

その時の注意事項数点を今回忠実に修正したら、

2回目で無事取得することに成功した。 

教官からのコメントは、

基本的な操作は出来てます。 安全確認をして気をつけて乗ってください。

というコメントで終了。 

有り難く、晴れて、御上から自動大型二輪の免状をいただいた。 

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教習所と試験場の違いは、

教習所は受からせてあげようと働きかける。

試験場はどうやっておとそうかと働きかける。 

教官の気持ちもわかる。 

教官が技能のないライダーを一般公道に走らせ、死傷者が出ると彼らも責任を感じるのだろう。

従って、かなり厳しい審査が待っている。

小生の場合、過去に中型二輪免許を持っていたし、アメリカでニンジャ1000を乗り回しているから、

試験用のCB750 は軽くて中型車のように思えた。 

慣れていない人には、教習所が必要である。  

基本的なことを勉強せずに道路に出る事は自殺行為である。

ビジネスでも同じで教習所のような研修やトレーニングを受けずにスタートすると失敗をする。 
 

ちょっと話はずれるが、

政府は、何をしているか。 

1. Government makes rules. 規則を作る。 

2. Government enforces rules. 規則を強制する。 

3. Government changes rules. 規則を変更する。 


世の中の殆どの事柄は他人が決める。 


政府のやり方が気に入らなかったとしても、通常国民は何も出来ない。 

政府との関わり方も大事。 法律内で活動しない限り罰せられる。

法治国家にいる方がそれでもずっと安全で幸せ。 

政情が安定していない国は危険である。 


取ったもん勝ち。 

やったもん勝ち。


という

既得権というものがある。 


車の免許を取ったら、自動二輪が付いて来た時代の方はラッキー。

何でも早くやったものが権利を先に取る。

焼け野原に我先にと杭を打ってオレの土地と言った人が権利を取った時代もあったのだろうが、

今はそうはいかない。 

アメリカで、 

New York 市の貯水池のKensico Reservoir は、今は新しくボートを置く事は出来ない。

DEP がボートを置けるセクションをクローズしてしまったため、10年以上のWaiting 状態である。 

つまり、いまのボートオーナーが歳を取って死んでいって、ボートパーミットのリニューアルをしなかったら、

権利が回って来るかも知れないが、恐らく20年以上はかかるだろう。 

小生は1990年にボートを買ってKensico Reservoirに置いた。 

2年ごとのボートパーミットを更新し続けているから、ボートもキープ出来るのでラッキーである。 


ビジネスも同じで、

マーケットがSaturate したら、仕掛ける側にはなれない。


サービスを使う側、商品を使う側、仕掛けられる側にしかなれないのである。 

今、小生が新規事業として携わっている事業の大きなビジネスの波がやって来ている。 

こんなビジネスチャンスは今後一生訪れることはないだろう。


この歳になって、勝算のないビジネスはやらない。