清潔感覚の違い 3/5 | ニューヨークと東京に暮らす変な経営者のひとりごと

ニューヨークと東京に暮らす変な経営者のひとりごと

(旧タイトル、NYと六本木ヒルズに住む経営者のひとりごと) 
ニューヨークと東京で会社を経営してます。 NYがベースで、年間10回以上、NYー東京間を往復しています。 アメリカ生活が30年以上になるので、日本にいると沢山の驚きがあります。そんな驚きを綴っています。

清潔感覚の違い 3/5

時は1984年7月。 私がアメリカに最初に行った時のことである。

ニューヨーク州立大学に留学する前のことだった。

NY州の西の果て、ナイアガラフォールズから車で5分の Lewistonという小さな村の大学教授の家にホームスティをした。

バッファロー空港に迎えに来てくれたホストファミリーのベック氏の車はアメリカの産業時代を代表する巨大なアメ車だった。

当時の私は、つたない英語で何をしゃべったかは覚えてないが、最初に、家に入る時に靴のまま入っていいのか躊躇したのを覚えている。

案内された私の部屋は、同じ年齢のダニエルと同じ部屋だった。

それも天井部屋。

狭い。

ベッドも、かなり小さかった。

ダニエ ルはアレルギー体質で、空調機器をいつもオンにしないと寝れない。

私は騒音で寝れなかった。

約一ヶ月の間、ベックファミリーとの生活が始まった。留学生活については、別の機会に書く事にして、ここでは省略する。

ある日、外からベック氏の家に帰って自分の部屋に入った時、しばらくして気がついたのであるが、何かが臭うのである。

どこを探しても臭いの元は 見つからない。

部屋中探しても分からないが,臭いの強さをたどって行くと、私の足もとが怪しかった。

スニーカーを裏返してみると、なんと、そこには、 犬の糞が枯れた草と共にスニーカーの溝にびっしりと詰まって、異臭を発していた。

そこで、僕は、家の外へ飛び出て、庭の芝生に、足を左右前後にこすりつけて、犬の糞をとった。

糞をはがした瞬間は、フレッシュな表面が外気に触れ、臭いがきつく、部屋にその靴を持ってはいらなかったのを覚えている。


と、また話がずれてしまったが、きっと、アメリカ人は、清潔感覚が違うのであろうと思った。

靴を履いたままベッドに寝転がるし、ハイヒールや靴を履いたままベッドでハグしてそのままCoitusをしたりする。

日本人的感覚からしたら、理解に苦しむこともある。

余談であるが、同じ靴は一週間に一度程度にしないと、バクテリアが繁殖して、クサくなるのである。 アメリカ人、日本人に関わらず、同じ靴を毎日履いてる人は要注意である。

続く
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