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ポップ・ミュージックのトリコ

流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。

 

明日はいよいよ日本アカデミー賞の授賞式ですね。

映画興行的にはすっかり邦画の勢いの方が強い情勢なので、洋画と同じように邦画もこうしたイベントには注目が集まります。

 

視聴率的には興行成績の良い映画が選ばれた方が華やかですが、そういう作品はすでに数字面で歴史に名前を残すわけで、できればおカネだけではない芸術・業界内貢献度など多面的な評価から優秀な作品が選ばれるといいな、と思います。

あと子役や10代の俳優には賞はあげないで欲しい。

どうにもそれが今後の俳優人生の呪いになっているケースが歴史的には散見されますから・・・。

極端なことを言えば30歳になってからが受賞対象など「被選挙権」みたいなのがあるといいですよね。

監督はともかく俳優や女優は「若さ」が問われがち。でもそれって本当の俳優の凄みとかではないことも多いので、たとえ実力で選ばれたのだとしても賞そのものの存在がうさんくさいものになりがちです。

もし「若い世代が排除された」とネガティブな意見が噴出すれば、ネットとかケーブルTVとかでそれにかわるものが立ち上がるでしょうからそういうものに任せればいいかと。そちらで逆に30歳未満しか受賞できないことにすれば、若手に光をあてることが出来るでしょう。

 

さて話を戻して日本アカデミー賞。

 

それこそレジェンドに敬意を表するような松竹作品のノミネートもあって、批判もあるようですが、視聴率を取りにいくためのアイドル大量ノミネートとかよりは全然健全かと。

会場に吉永小百合さんがいるだけで、その場の質感はワンランクあがるはずです。

若くなくなれば捨てられることもよくある業界で、あの年齢まであの可憐さをたたえて生き残ってきた伝説の女優なわけですから、ノミネートすべき作品があるならば、きちんと候補に入れてあげて欲しいものです。

 

以下各賞の詳細。

太字が最優秀賞受賞の予想

今年はゴジラ圧勝でいいと思うのですが、ついそれじゃ面白くないのでほかの作品に当ててみたり戻したりの末こんな感じに。

 

 

作品賞

『怪物』

『ゴジラ -1.0』

『こんにちは、母さん』

『福田村事件』

『PERFECT DAYS』

 

アニメーション作品賞

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』

『君たちはどう生きるか』

『窓ぎわのトットちゃん』

『名探偵コナン 黒鉄の魚影』

『BLUE GIANT』

 

監督賞

ヴィム・ヴェンダース『PERFECT DAYS』

是枝裕和『怪物』

成田洋一『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』

森達也『福田村事件』

山崎貴『ゴジラ -1.0』

 

脚本賞

佐伯俊道/井上淳一/荒井晴彦『福田村事件』

ツバキミチオ『シャイロックの子供たち』

山浦雅大/成田洋一『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』

山崎貴『ゴジラ -1.0』

山田洋次/朝原雄三『こんにちは、母さん』

 

主演男優賞

阿部サダヲ『シャイロックの子供たち』

神木隆之介『ゴジラ -1.0』

鈴木亮平『エゴイスト』

水上恒司『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』

役所広司『PERFECT DAYS』

 

主演女優賞

綾瀬はるか『リボルバー・リリー』

安藤サクラ『怪物』

杉咲花『市子』

浜辺美波『ゴジラ -1.0』

吉永小百合『こんにちは、母さん』

 

助演男優賞

磯村優斗『月』

伊藤健太郎『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』

大泉洋『こんにちは、母さん』

加瀬亮『首』

菅田将暉『銀河鉄道の父』

 

助演女優賞

安藤サクラ『ゴジラ -1.0』

上戸彩『シャイロックの子供たち』

永野芽郁『こんにちは、母さん』

浜辺美波『シン・仮面ライダー』

松坂慶子『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』

 

撮影賞

『怪物』

『キングダム 運命の炎』

『ゴジラ -1.0』

『こんにちは、母さん』

『首』

 

照明賞

『怪物』

『キングダム 運命の炎』

『ゴジラ -1.0』

『こんにちは、母さん』

『首』

 

音楽賞

上原ひろみ『BLUE GIANT』

小林武史『キリエのうた』

坂本龍一『怪物』 

佐藤直紀『ゴジラ -1.0』

千住明『こんにちは、母さん』

 

美術賞

ゴジラ -1.0

『首』

『こんにちは、母さん』

レジェンド&バタフライ

『怪物』

 

録音賞

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』

『首』

ゴジラ -1.0

『怪物』

『こんにちは、母さん』

 

編集賞

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』

『首』

『怪物』

『こんにちは、母さん』

ゴジラ -1.0

 

Playlist

 

監督 マシュー・ヴォーン

ジャンル アクション

出演 ヘンリー・カヴィル ブライス・ダラス・ハワード サム・ロックウェル ブライアン・クランストン キャサリン・オハラ デュア・リパ アリアナ・デボーズ ジョン・シナ サミュエル・L・ジャクソン
 
鑑賞方法 映画館(ドルビーシネマ)

 

『アーガイル』、「スカッと」する極上のポップ・シネマでした。

もう文句ないですね。

ポップ・ミュージックを味わう時に、大事だと思っている要素がこの「スカッと」という要素。花火はパッと咲いた瞬間の綺麗さがとあっという間に消えていく切なさが魅力ですが、ポップ・シネマも観終わった瞬間が感動のピークで、思い出す度に深い考察の余韻に浸るなんてこととは無縁。

そりゃ深い味わいのアートな映画作品も大好きですが、それとこうしたポップ・シネマには全く別の楽しみ、味わいがありどちらがいいとか上等とかいうことではありません。そしてそんなふうに垣根をぶっ壊して作品を味わうのがこのブログで大切にしているルールです。

 

この映画のオープニングでかかるこの曲でスタート。

 

"The First, the Last, My Everything(Album Version)"Barry White

 

小粋なビジュアルでこの曲を爆音で聴けばもうすでに映画のトリコです。

あとはマシュー・ヴォーンのなすがままに映画の世界に引きずり込まれるのみ。

ところでこの曲Spotifyにある「アーガイル」のプレイリストだとシングル・バージョンばっかりなのですが、最初のイントロの部分のバリトンボイスの語りこそがこの物語の主要な軸になっているとおもうので、やっぱりアルバム・バージョンでしょう。

(イントロ)

We got it together, didn't we

僕たちうまくやりとげたじゃない?そうだったろ?
We definitely got our thing together, don't we, baby
僕たちは間違いなく僕たちの愛を一緒に手に入れたじゃない?そうだったろ?

Isn't that nice
ステキな気分になるだろ?

I mean really, when you really sit and think about it, isn't it really, really nice
ちゃんと落ち着いてそのことを思い出せば、ホントにステキな気分になるだろ?

I can easily feel myself slipping in more and more ways

もっともっと限りない方法で僕はいとも簡単にステキな気分になれるんだ。
Let's slip in a world of my own

さあ、僕のセカイにいこうよ、
Nobody but you and me

君と僕の二人だけでさ。
We've got it together, baby

僕たちちゃんとやり遂げてきたじゃない。

 

前回紹介した『落下の解剖学』の次の映画紹介でこんな内容の歌詞を書くのもなんだかなぁ、って感じですけど。

サビだって"You're the First, the Last, My Everything"(きみはぼくがここまで深く愛した最初のひとで、そして人生の最後まで愛し続ける運命の人で、ボクのすべてなんだ)って歌詞ですからね。

 

音楽ネタのついでにビートルズの”Now and Then”。

この映画の音楽監督を担当したジャイルズ・マーティンからの提案でもたらされたアイデアとのことでビートルズファンとしてはこの話だけでも熱くなります。

 

レオナ・ルイスの”RUN”も素晴らしい。

 

映画観ながら音楽にどっぷり浸かれるのも『アーガイル』のいいところ。

そういうプレイリストが見つからんかったので結局作っちゃいましたよ!(上にリンクあります)

 

スパイアクションにロマンス・コメディの要素をミックスしてそれを飛び切りオシャレなコーティングで包んだ映画でした。

ひとりでも十分ステキな気分になる映画ですが、ぜひ大事な誰かと観に行ってほしいです。

Playlist(Spotify)※最新チャート分

 

 

1位 "Bling-Bang-Bang-Born" Creepy Nuts

2位 "愛のホログラム" SKE48

3位 "WISH" NCT WISH

4位 "NOT OKAY" ATEEZ

5位 "晩餐歌" tuki.

 

Creepy Nutsが3今週も週連続でトップ。

 

 

今週のピックアップ

"タイムパラドックス" VAUNDY

"EASY" LE SSERAFIM

"Perfect Night" LE SSERAFIM

"青と夏" Mrs.GREEN APPLE

"第ゼロ感"10-FEET

 

邦楽も大きな動きがないので今週はお気に入りの曲中心で。