監督
ジョン・M・チュウ
ジャンル
恋愛/ファンタジー/ミュージカル
出演
シンシア・エリヴォ as エルファバ
アリアナ・グランデ as グリンダ
ジョナサン・ベイリー as フィエロ
イーサン・スレイター as ボック
鑑賞方法
映画館 ドルビーシネマ
ちょっと遅いレビューになりますが、どうしても観ておくべき作品であると思うので当ブログでも取り上げます。
久しぶりにお客さんが多い映画館体験でした。お客さんは女性が多かったですね。
本作を観るにあたり『オズの魔法使い』を一応観直したのですが、そうしておいてよかった。
もうすっかりどんな話かうっすらとしか記憶がなかったのですが、もしその状態ならオープニング早々にいきなりテンションがマックスになることはなかったでしょう。
ここからはなんとも能天気で明るい希望に満ちたメロディに乗せて歌われる魔女殺害成功を讃える歌がこの映画の語り口を告げてきます。
本当にみんなが口を揃えて「死んでよかった」と喜べる人間はいるのだろうか?
そうだとしてどんな理由でそう思えたのか?
という問題を子供にもわかる方法で訴えかけてきます。
この作品はミュージカルなので歌が随所で歌われますが、その多くは明るい曲調なのに訴える内容は「ほんとにそうなのか?」という違和感が常に漂います。
湾岸戦争を通じて感じたことを『オズの魔法使い』のヴィランである”西の魔女”にウィキッドの著者は託したらしく、西側から見たサダム・フセインやウサマ・ビン・ラディンのように政治的な理由で悪として裁かれているんじゃないかと感じずにはいられません。
とはいえ本作の魅力のひとつはまさに”オズの世界”そのもの。
ハリー・ポッターの世界は同じ魔法使いの世界を描いているもののちょっと汚くておどろおどろしいのですが、こちらは同じ怪しさでも「チャーリーとチョコレート工場」みたいなカワイイデザイン。
本作はユニヴァーサルの作品ですが、ユニヴァーサルスタジオジャパンはできればワーナーのハリーではなくこちらのテーマパークを作ってほしい。
世界だけでも魅力的なのにそこでこれまた超絶歌が上手いシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデの演技も良く、ストーリーにどんどん引き込まれるのだからそりゃ観た人は絶賛することになってしまいます。
本作品はパート1ということで、パート2に続くわけですが、こんなにワクワクする続編への期待は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の2から3へとつながる展開の時以来ですね。

