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ポップ・ミュージックのトリコ

流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。

さて、それでは7月に観た新作映画をおさらい。

 

6月に続き7月も観るべき作品が多数。

しかも毀滅の刃が映画館を乗っ取る勢いでスクリーンを半ば独占するので、大きなタイトルも上映回数が少なくなっていてずっと映画館はいつ行ってもお客さんがいっぱいいた印象。

スタッフの人大変やったんやろな。

 

7/02 『F1』(IMAX)

7/02 『ハートアイズ』(Amazon Prime)

7/03 『かたつむりのメモワール』

7/06 『ドールハウス』

7/09 『JUNK WORLD』

7/10 『ルノワール』

7/13 『スーパーマン』(IMAX)

7/16 『顔を捨てた男』

7/17 『ストレンジ・ダーリン』

7/20 『DROP ドロップ』

7/23 『でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男』

7/24 『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』

7/27 『ファンタスティック4 ファースト・ステップ』(IMAX)

7/30 『ババンババンバンバンパイア』

7/31 『夏の砂の上』

 

ENJOY!
ポップ・ムーヴィー!!

前回2018年にリブートをかけた本リスト。

30曲まであと1曲、なんてことを言っていたら、それから年を明けた2019年に大きなポップミュージックの流れの断絶が起こりました。

そういうときには不思議と必ず社会の転換が起こるのですが、なんとコロナ禍が世界を席巻することになり、ポップ・ミュージック界はすでに始まっていたストリーミング時代に向けた変革と重なり、ガラガラと崩れるように既成の価値観が崩れ去っていきました。

いったいどこまで変革が続くのかと思っていましたが、結局2020年末までにはおおむね新しいポップ・ミュージックのあり方はまとまり、今に至ります。

やや動向を見守りすぎた感はありますが、アップデートしたセレクションを展開したいので、まずはその第一弾として本企画を取り上げます。

 

本音を言えばポップ・ミュージックは2019~2020年のあたりで一度死んで今は別のものが別の法則で流行しているとさえ思っているのですが、そんな前時代と新時代を繋げて捉えるようにしています。

 

前回は3回に分けて30曲近く紹介しましたが今回は一つにまとめて10曲ほどに絞っています。

 

①"Wonderful Christmastime"Paul McCartney(1979)昭和54年

 

②"Sex Me (Part I & II) "R.Kelly (1993)平成5年

 

③"Like a Pimp"David Banner feat. Lil' Flip(2003)平成15年

 

④"I Bet My Life"Imagine Dragons (2015)平成27年

 

⑤"Last Shot"Kip Moore(2018)平成30年

 

⑥"Meet Me at Our Spot"The Anxiety: Willow & Tyler Cole(2021)令和3年

 

⑦"That That"PSY feat. Suga(2022)令和4年

 

⑧"Shut Up My Moms Calling"Hotel Ugly(2023)令和5年

 

⑨"Facts"Tom MacDonald X Ben Shapiro(2024)令和6年

毎年恒例のIFPI(国際レコード産業連盟)が発表した世界レコード産業の売上実績を取り上げます。
2024年の世界レコード産業の売上は、パッケージ売上で前年比3.1%減となる48億ドル、ストリーミングによる売上は前年比7.3%増となる204億ドル、それにダウンロード売上8憶ドル、権利収入29億ドルと”シンクロ収入6億ドルを加えて、合計296億ドルで前年比4.8%増で依然好調に売上を伸ばしています。

ストリーミングサービスが市場を牽引していることに変わりはありませんが、中でもサブスクリプション型の有料ストリーミングは、世界売上全体の半分以上である51.2%を占めています。


国別で見るとトップ10は10位にメキシコが大躍進で入ってきました。

世界1位のアメリカは+2.2%の増

世界2位の日本はー0.2%の減

世界3位のイギリスは+4.9%の増

世界4位のドイツは+4.1%の増

世界5位の中国は+9.6%の増

世界6位のフランスは+7.5%の増

世界7位の韓国は大幅減ながら、昨年度のパッケージ売上の異常な上振れのためもあってあまり参考にならず

世界8位のカナダは+1.5%増

世界9位のブラジルは+21.7%の増

世界10位のメキシコは+15.6%の増

ということで中国、ブラジルに次いでメキシコがトップ20争いに参入。

ということで、トップ20では日本と韓国が伸び悩んでいるという結果に。

ただし、韓国はイレギュラーな数字のため来年持ち直してくる可能性が高い。

こうなると、ちょっと日本は苦しい状態にあると言わざるを得ないですね。

特に日本は円高に少し振れ始めているわけで、通常なら国家間での売上比較においてプラスに上振れするはずなのに下がっているということははっきりと売り上げがたっていないということになります。

ただ、韓国も売上減については日本向きのK-POP需要が低迷気味とのデータもあるので絶対安心とも言えません。

 

好調のメキシコについては、ときには麻薬大国とか不法移民とか、ダーティなイメージが誇張されがちですが、こういう数字からはアメリカへの輸出で着実に国力をつけている状況が見て取れます。

ただ、そういう状況だからこそ、アメリカから目をつけられているという実態もあって移民政策ではかなり強硬な姿勢をトランプ政権から突き付けられています。

 

あと、あまり経済ブロック単位での見方はしたくないのですが、

アメリカ・メキシコ・カナダ(北米)

中国・日本・韓国(東北亜)

ドイツ・イギリス・フランス(西欧)

ブラジル(南米)

とおよそ4つの地域に区分できるなか、それぞれの地域の消費の中核を担う国の隣国が利益を受ける方向にあったのに、それをむしろ止めて自国生産の流れに向かっているのはこれまでのグローバリズムの流れとは反対のナショナリズムにむかっているようで、このランキングの趨勢にも影響がありそうです。

 

 

とはいえ、

ロシア(東欧)

シンガポール・インドネシア・タイ・フィリピン(東南亜)

トルコ(西亜)

アルゼンチン(南米)

インド(南亜)

アラブ首長国連合(中東)

スウェーデン(北欧)

 

あたりが、着々と次のランクインを狙えるポジションに成長しつつあります。

良くも悪くも音楽産業の発展はその国の経済発展と密接に結びついています。

今までのグローバリズムによる地方分権の時代ならどんどんこれらの国が躍進する流れでしたが、覇権国による経済圏ごとの封建化が進む今の状況ではなかなか難しいものになっていくのかもしれません。