ポップ・ミュージックのトリコ -16ページ目

ポップ・ミュージックのトリコ

流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。

10月に観た新作映画をおさらい。

 

もうなんだかんだで10月どころか11月も終わり。

9月は後半に観たい作品が雪崩のように公開されて10月になってもかなりそれを観るのに費やしました。

なにしろ油断したらすぐに公開館や公開回数が減ってしまうので・・・。

見応えのある作品が多くて感想なんかもそれぞれ書きたいけどちょっと時間が足りないですね。

まあ何とかだいたい観たい作品は観られてるのがせめてもの救いです。

 

もうそろそろ年間ランキングも考え始める時期。

今年も年末にドドッと公開開始のものがあるので、年内に見切るのはほぼ不可能。

ランキング発表は1月半ばあたりになる予感。

 

10/01 『ブラックバッグ』

10/02 『テレビの中に入りたい』

10/05 『ワン・バトル・アフター・アナザー』(IMAX)

10/08 『チェンソーマン レゼ篇』(IMAX)

10/09 『ひゃくえむ。』

10/12 『トロン:アレス』(IMAX)

10/15 『ファイナル・デッドブラッド』

10/16 『俺ではない炎上』

10/19 『死霊館 最後の儀式』(IMAX)

10/22 『沈黙の艦隊 北極海大海戦』 

10/23 『火喰鳥を、喰う』

10/26 『フランケンシュタイン』(NETFLIX)(劇場)

10/29 『Mr.ノーバディ2』

10/30 『秒速5センチメートル』

 

ENJOY!
ポップ・ムーヴィー!!

 

監督
ポール・トーマス・アンダーソン

ジャンル
アクション/ドラマ/クライム/スリラー
 
出演
レオナルド・ディカプリオ as ボブ
ショーン・ペン as ロックジョー
ベニチオ・デル・トロ as センセイ
チェイス・インフィニティ as ウィラ

 

鑑賞方法
映画館(IMAXレーザーGT)

 

PTAことポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作ということで期待値がMAXの中IMAXレーザーGT設備のあるEXIPOCITYまで向かったわけですが、いやはやもう凄いもん観ましたよ。

彼の作品ってどこかとっつきにくいイメージがあったのですが、今回はより大衆向けになっていて、しっかりカーチェイスアクションなんかもあってハラハラドキドキしている間にエンドロールまで駆け抜ける映画でした。

ただ、そのカーチェイスアクションにしても、ワイルドスピードとかのようなものではなくて、運転手の顔が代わるがわるドアップになって映されるなど、どこか懐かしい演出で、しかし、車は なんとIMAXの縦に長い画角を活かして真ん前や後ろから高低差のある演出で映されるなど凝ったものでした。

この高低差のある追跡劇は『フュリオサ』でジョージ・ミラーもやっていましたがあれを更に進化させた感じで、何ならちょっと酔いそうなほどの視覚効果がありました。

ディカプリオの”冴えない男”の演技も冴えわたっていたし、ショーン・ペンのキモい演技も素晴らしく、笑えるのにちゃんとヴィランとして得体のしれない人物像でメチャクチャ怖かったので、話全体にスリル感が溢れていました。やっぱり映画は悪役がきちんと悪役として怖いとピリッとします。

加えてベニチオ・デル・トロの怪演も素晴らしく、彼を主人公にしてもう一本映画が撮れそうなくらいの圧倒的な存在感。

こんな演技の化け物に囲まれて演技をする新人チェイス・インフィニティの演技もまた素晴らしく、序盤で退場するこれも名演技のレジーナ・ホールに代わって後半の見せ場はほぼ彼女が奪っていきます。

 

序盤の革命運動から中盤の警察からの逃走劇、そして秘密結社との戦いまで戦闘に次ぐ戦闘で、題名通りの映画ではありましたが、終わってみれば父親と子供とのきずなの話だけが残ってあまりにもありふれた美しいフィナーレとなります。

 

映画の最後の最後も軽いアクション映画にあるような、”つづく”みたいな感じでこれもよかった。

 

ポール・トーマス・アンダーソンがワーナーにデカいお金で好きなように撮らせてもらう代わりに、絶対当たる映画を撮ってみせた勝負作。

 

今年のワーナー作品はどうかしてるぐらいことごとく凄いです。

監督
レン・ワイズマン

ジャンル
アクション/スリラー
 
出演
アナ・デ・アルマス as イヴ
アンジェリカ・ヒューストン as ディレクター
ガブリエル・バーン as 主宰
ノーマン・リーダス as パイン
 

鑑賞方法
映画館(ドルビーシネマ)

 

キアヌ・リーヴス演じるジョン・ウィックのスピンオフ作品ということで、メチャクチャ楽しみにしていた本作。

ただ、本シリーズは主人公が傷だらけになって追いつめられるも結局無敵の強さで立ち向かうのが醍醐味だっただけに、シリーズを重ねるごとに『北斗の拳』のように、相手の攻撃も激化していてインフレ状態になってしまい、最後は銃弾が当たっても平気なスーツなどの登場でどこかBB弾を撃ち合っているようなゲームっぽいアクションシーンになってしまっていました。

本作は女子が主人公ということで、肉弾戦もそうしたゲームっぽい”嘘”の演出が過剰になると嫌だなぁ、と思っていたのですが、蓋を開けてみたらまだ修行中の状態からスタートするので、主人公のイヴは容赦なしに殴る蹴るの攻撃を受けまくります。小柄でもあるのでなんなら吹っ飛ばされることもしばしば。

修行のシーンから彼女をしっかり描くので、観客側は否が応にも彼女のことを応援したくなっており、俄然アクションシーンには手に汗握る興奮を覚えてしまいます。

そう、確かにキアヌほどの殺し屋の風貌は無いものの、華奢な彼女が目一杯アクションをする姿は、本作が陥っていた”無敵”感を感じずちゃんとアクションシーンが機能しているのです。

まだ主役キャラが確立していないという弱点は、なんとジョン・ウィック本人様の登場と活躍できちんと補完。

とはいえ主人公はあくまでイヴをメインに据えていて、新たなヒーローの誕生をしっかり印象付けることに成功しています。

非力な設定の彼女ですが、爆弾を使ったり火炎放射器を使ったりでアクションシーンの迫力は全く見劣りもしないし、格闘シーンもリアルさが見事でとても楽しめる作品でした。

これは次回作が観たい。ぜひもう一本続編を作ってほしいですね。