監督
ギレルモ・デル・トロ
ジャンル
ドラマ/ホラー/SF
出演
オスカー・アイザック as ヴィクター・フランケンシュタイン
ジェイコブ・エロルディ as 怪物
ミア・ゴス as エリザベス・ハーランダー
フェリックス・カマラー as ウィリアム・フランケンシュタイン
鑑賞方法
いきつけの映画館
ネットフリックス映画ながら劇場公開。
何でもアカデミー賞レースに出すためには劇場公開の実績が必須とのことで、関係ないのについでに日本でもしっかり公開してくれました。
これはうれしい棚ぼた!
そりゃギレルモ・デル・トロの作品だからやっぱり配信だけだと勿体ない。
劇場も思ったよりお客さんが多く、しかもホラーだからか、ギレルモ・デル・トロ監督だからか女性のお客さんのほうが多かった。
老若男女に愛される物語をオトナがしっかり味わえる作品に仕立て上げるのはお手の物のデル・トロ監督だけに本作も楽しみで仕方なかったのですが怪物フランケンシュタインとなるとどうなるのか、というのが期待と不安の入り混じるところ。
で、本編を実際見てみたらフランケンを生み出した男の回想録として進行。
怪物として知られるフランケンシュタインをより純粋な精神の持ち主として、しかも死ぬことのできない終わりのない煉獄の中に苦しむものとして描いており、彼よりもむしろ人間の獣と変わらぬ獰猛さや科学者や資産家などといったエリートとされる人間の身勝手さや業の深さといった醜さを描くことで、本当に醜いのは誰なのかという問いを投げかけています。
ただ。やっぱりデル・トロ監督は勧善懲悪で切り捨てることなく、すべてを赦して未来に希望も灯すんですよね。
ときおり『愛』って結局いったいなんだろうと思うんですけど、彼が見せてくれる作品には厳しく鋭い眼光で射抜かれたまなざしの中に、その問いに対する答えが映り込んでいるように感じます。
