休眠していたこのブログを再開するにあたって、「年代別特選アルバム」という名目で最新版をリリースしたばかりですが、そのもとになるリストの更新をしたので、もうリストの内容が変わることになります。
ただ変更のタイミングでリストを掲載するのもあわただしいので、今後は年初に1回の掲載に絞るつもりです。
今回の変更は「ポピュラリティ」に関連するデータで、前回よりさらに瞬間風速よりもロングセラーに比重を置くチューニングを施した内容にしました。
約70年分のデータの更新なのでやはり時間がかかってしまい、2週間ほどを要しました。
今回の変更を受けて更新した各年代の特選アルバムのリストより、変更した点だけピックアップし以下にて取り上げます。
今年の選考自体もまだ半年以上残しているのでまだまだこれから変更はあるのですが、60~10年代はだいたいこの内容になると思います。
60's
IN
『Sound of Silence』Simon and Garfunkel
OUT
『Bridge Over Troubled Water』Simon and Garfunkel
たまたまではあるのですが、サイモン&ガーファンクルのアルバムの差し替えとなっています。
人気確定したアーティストの作品が有利となる”瞬間風速”を低く見積もった今回の変更で、最初のヒット作である”Sound of Silence”を含むこのアルバムが入選しています。
70's
IN
『Pearl』Janis Joplin
『Let's Get It On』Marvin Gaye
『Breakfast in America』Supertramp
OUT
『Ram』Paul & Linda McCartney
『Talking Book』Stevie Wonder
『Can't Buy a Thrill』Steely Dan
有名アーティストの作品が落ちやすい傾向の中でマーヴィン・ゲイはしっかり入選を果たしています。
ジャニス・ジョップリンはこのリストに出入りを繰り返していて、今回のチョイスで晴れてカムバックです。
あとはロングセラーヒット作品の重視によりSupertrampが本リストに初登場です。
80's
IN
『So』Peter Gabriel
OUT
『Synchronicity』Police
こちらもリストに 何度も出たり入ったりしているPeter Gabrielの『So』が入選。
そして同じく出たり入ったりしているPoliceの『Synchronicity』が選外に。
どちらもいい作品ですからこうなるのも仕方ない。
90's
IN
『Third Eye Blind』Third Eye Blind
OUT
『CrazySexyCool』TLC
"Creep"
泣く泣くTLCを選外にするも、入ったのはThird Eye Blind。このバンドはめちゃくちゃ好きなのですが、今まで90年代の層の厚さに埋もれてなかなか取り上げられずに来たのでうれしい入選です。
00's
IN
『Continuum』John Meyer
"Waiting on the World to Change"
OUT
『Bleed American』Jimmy Eat World
年始の選考で初入選となったJimmy Eat Worldですが選外に。
かわりに入選はJohn Meyer。ギターの上手さで有名な彼ですが、作品ではそこまでギターに頼らず仕上げるのがまたニクい。
10's
IN
『1989』Taylor Swift
OUT
『After Hours』The Weeknd
ロングセラー重視でテイラーが浮上。
まさかのThe Weekndが選外という結果に。
20's
IN
『Sour』Olivia Rodrigo
"Good 4 U"
『American Heartbreak』Zach Bryan
OUT
『777』Latto
『Gloria』Sam Smith
"Unholy"
20年代はまだまだこれからどんどん淘汰が進むはずです。
なんといってもまだ半分の折り返し地点にもまだ到達してませんからね。