
『放熱への証』尾崎豊(1992年5月10日発売)
私にとって5月というのは何やら人生について考えることの多い時期です。
一番大きな理由は尊敬するhideの亡くなった月ということでしたが、昨年キヨシローもhideと同日の5月2日に亡くなったことから、今年からは更に大きな意味を持つことになります。
未だに「再生」すれば彼らの素晴らしい作品を味わえるのですが、もう彼らはいないのです。
まるで夜空の星の光が、実は数億年前のものであるのと同じように、彼らの煌めきもまさに過去からの贈り物になってしまっています。
さて、今回取り上げるのはそんな煌めきのひとつ、尾崎豊の遺作。
彼はこの作品が世に出る直前の4月25日に他界しました。
”汚れた絆”
アルバムはこの曲からスタート。
骨太なアメリカン・ロック・テイスト。
”ふたつの心”
人生には出会いの数だけ別れがあります。
17歳のあの頃と心は同じなのに、立場が、環境が、過ぎゆく時間が、いたずらに人を波間に浮かぶ藻屑のように移ろい漂わせてゆきます。
人は必ず死ぬ。
それまでに、自分は何をすることができるのだろう。
それまでに、自分は何をするべきなのだろう。
それまでに、自分は何がしたいのだろう。