
『foo?』Porno Graffitti(2001年2月28日発売)
1990年代後半あたりから、何かと言えばベスト盤のリリースとなり、2000年代には、すっかり”アルバム”というものが持つ独特の存在感が薄らいでしまいましたが、それでも強固に”アルバム”の持つ表現力の豊かさをきちんと使い切る作品もつくられました。
そんな作品の一つがこれです。
”INNERVISIONS”
”サウダージ”
このラテン調のアレンジに乗せて歌われる切ないラブソングは、いかにも日本の持つ湿った情緒をまとっていますが、かといってジメーっとしているわけでもない面白いバランスを保っています。
”愛なき… ”
”サボテン”
このヴォーカルの存在感。
歌唱力のずば抜けた彼の妙味をじっくり味わえます。
”ミュージック・アワー”
ラジオ番組のDJという設定で進む歌詞が斬新。
こういう茶目っ気が素晴らしい。
シングル曲を中心に、かなりポップな路線にまとまっていますが、その音楽性は非常に幅広く、全く飽きません。
ビートルズの『ア・ハード・デイズ・ナイト』のような印象です。