単なる”名盤”という括りではないのは、ロックはもともと日本語に馴染みにくい音楽であるのを、きちんと日本語で処理しようとする”和風”の精神が感じられるかどうかを大切にしたかったからです。
日本の季節感に合わせて、今月から一年間かけて、月ごとに二枚ずつピックアップする予定です。
選考にはベスト盤は外しました。つまり、オリジナルアルバムで勝負。一家に一枚推奨の特集です。邦楽のアルバムは洋楽のように”名盤”という認識が希薄で、もはや廃盤で手に入らないものも多いです。この特集では、そこに配慮して、出来るだけメジャーなものをとりあげるようにしましたが、廃盤の折はBook Offなどをご利用ください。
では今月二月からスタートです。

『バンザイ』 ウルフルズ(1996年1月24日発売)
”和風”というと、おしとやか、みたいなイメージがありますが、企画の最初は華々しく”お祭り”気分のこのアルバム。
もはや”和風”というより、”大阪下町風”ですが、もともと日本にはこういう”猥雑な”パワーが漲っているという事実もきちんと歴史的認識として持っておくことが大事かなあ、と思います。
”ガッツだぜ!! ”
KC & ザ・サンシャイン・バンドの”ザッツ・ザ・ウェイ”が下敷きになった曲というのは聴けば即わかりますが、この潔いパクリにのせてソウルフルに歌うトータスの歌力に圧倒されてそんなことはどうでも好くってただ楽しくこの曲に乗ってしまうところに日本人の”お祭り好き””音楽好き”の原点があるのじゃないでしょうか。
”バンザイ ~好きでよかった~ ”
世間でので評判が異常にに高くなりシングルカットされた彼らの代表曲。
バンザーイ!!!
と叫んでしまうほどの思い。
なんか妙にあったかいんですよね。
”さんさんさん '95”
この突き抜ける明るさ!!!
爽快!!!
”大阪ストラット”
レペゼン大阪!!!
まさしくべたべたの日本語(関西弁)ポップス。
でもそれだけに心に直接響きます。