今年もやりますグラミー予想。
今年はどうも若い世代のノミネートが多いです。
CDの購買層がどんどん高齢化していることに気付いてないのか、それとも気付いたうえで危機感を持ったうえでの選考なのか?
とにかくこれだけフレッシュな顔ぶれだと、いくら保守的と揶揄されるグラミー賞も斬新な授賞がなされそうです。
では主要4部門
Record of the Year(日本でいうレコード大賞)
"Halo"
Beyoncé
Beyoncé Knowles & Ryan Tedder, producers; Jim Caruana, Mark "Spike" Stent & Ryan Tedder, engineers/mixers
このノミネートで一番華がありますが、受賞の確率は低いと思います。何もクオリティが低いという訳ではなく、間違いなくビヨンセの代表曲の一つとなると思いますし、ライアン・テッダーの才能も天才的なものを感じさせますが、グラミーの重みを考えるとまだまだ足りません。ゆくゆくビヨンセにこの賞を取ってもらうためのステップと捉えるべきでしょう。
28/2+30=44/264=20%
"I Gotta Feeling"
The Black Eyed Peas
David Guetta & Frederick Riesterer, producers; will.i.am, Dylan "3-D" Dresdow & Padraic "Padlock" Kerin, engineers/mixers
今回のノミネート作品では最も受賞から遠いと思います。この曲は確かに今年の目玉というべきヒットを記録しましたが、グラミー賞の設立の意義は、流行に左右されがちなポップ・ミュージックをきちんと歴史的・芸術的に評価しようという趣旨。これに取らせたらただのヒット曲に贈る賞になって、グラミーの存在意義が危うくなります。
34/2+42/2=38/264=10%
"Use Somebody"
Kings of Leon
Jacquire King & Angelo Petraglia, producers; Jacquire King, engineer/mixer
今年の本命と予想しています。ロックにこの賞を取らせることは少ないのですが、プロデューサーであるジャクワイアー・キング、アンジェロ・ペトラグリアのこれまでの業績を考えると、この賞を是非あげたいです。
27+45=72/264=30%
"Poker Face"
Lady Gaga
RedOne, producer; Robert Orton, RedOne & Dave Russell, engineers/mixers
受賞の確率はビヨンセとどっこいどっこいでしょう。どうしても受賞の瞬間の感動を想像できません。
まだまだグラミーの階段の頂上は高い所にあります。
23+45?/2=45/264=20%
"You Belong with Me"
Taylor Swift
Nathan Chapman & Taylor Swift, producers; Chad Carlson & Justin Niebank, engineers/mixers
今年のグラミーの世間的な最有力候補はテイラー・スウィフトです。
それは解っているのですが、敢えて彼女の受賞を予想から外しています。
グラミーを若くして受賞すると、結局この先彼女の音楽活動にとって大きな重しになってしまいかねません。個人的にはキングス・オブ・レオンですらまだ早いと思っています。
彼女のために候補から外しました。
20+45?=65/264=20%
Album of the Year(最優秀アルバム)
『I am... Sasha Fierce』
Beyoncé
"If I were a Boy"
いままでの”ビヨンセ”としてのイメージより、彼女自身の本来の姿を表現するというコンセプトで、R&Bにとらわれない音楽性を披露。勿論彼女のこれまでの路線も味わえる二枚組というおいしさ。
ただ、グラミーとなると収録曲の質にムラがあるのが玉に傷。受賞は難しいでしょう。
28/2=14/116=10%
『The E.N.D. 』
The Black Eyed Peas
"Boom Boom Pow"
ガラッと雰囲気を変えてエレクトロ路線に向かった野心作。
ただこの路線だとアルバム一枚で心に深く残る”余韻”というものは感じにくいです。
グラミーとは随分遠い”現場”でこそ本領を発揮する作品だけに不利です。
ビヨンセ同様受賞は難しいでしょう。
34/2=17/116=10%
『The Fame』
Lady Gaga
"Just Dance"
ブラック・アイド・ピーズ同様エレクトロ路線という括りではありますが、その対象が80年代のシンセ・ポップを広く含んでいる分、表現に幅があります。80年代再評価という面でも面白いアルバムですが、これもグラミー受賞というところで言うとちょっと難しいと思います。
23/116=20%
『Big Whiskey and the Groogrux King』
Dave Matthews Band
"Funny the Way It is"
このメンツならデブマにこの賞はあげたいです。
デビュー当時から異常に貫禄のあるグループでしたが、いよいよ脂が乗ってきて円熟期を迎えつつあります。
最優秀アルバムはロック勢にも比較的寛容なので彼らの受賞と予想します。
42/116=40%
『Fearless』
Taylor Swift
"Love Story"
そりゃ大方はこのアルバムの受賞という見方が強いでしょう。
アルバムとしての統一感、収録曲の安定感、話題性、どれを取っても文句ないかも知れませんが、彼女にはまだ業界での”功績”というものが足りません。功績以上の称賛はグラミーには不要です。
20/116=20%
Song of the Year(最優秀楽曲賞)
"Poker Face"
Lady Gaga & RedOne
レッドワンに取らせるほどグラミーは頭がやわらかくないでしょう。
"Pretty Wings"
Hod David & Musze
今回のダークホース的存在。玄人受けする曲で受賞しても全く不思議ではありません。
"Single Ladies (Put a Ring on It) "
Thaddis Harrell, Beyoncé Knowles, Terius Nash & Christopher Stewart
作曲者に贈る賞の候補にこれはないでしょう。確かにダンスフロアーでの実績は文句ないですが、最優秀楽曲賞にこれを推す人がどれだけいるでしょう?
"Use Somebody"
Caleb Followill, Jared Followill, Matthew Followill & Nathan Followill
この賞を彼らが受賞することは大いにありえます。でもRecord of the Yearを彼らにあげたいのでここはセーブ。
"You Belong with Me"
Liz Rose & Taylor Swift
Song of the Yearはテイラー・スウィフトに譲るという事で。
共作のLiz Roseは、いままで数多くのアーティストに楽曲を提供してきたおばちゃん。
長年の努力の末に評価された彼女の受賞の際のうれし泣きが見たい。
テイラーとグラミーのトロフィーを持って壇上で抱き合って喜び合う姿を見たい・・・。
Best New Artist(最優秀新人賞)
Zac Brown Band
"Chicken Fried"
今年の新人賞の中では一番の実力派。この賞の予想は毎年難しいのですがこのバンドに取ってほしいです。いずれにせよ受賞式当日のパフォームでは抜群の盛り上がりでしょう。
Keri Hilson
"Knock You Down"
このメンツの中では一番不利か。R&B勢では抜群の注目度でした。
MGMT
"Kids"
日本でもこの手の音楽はすっかりメインストリームのものになっていますが、米国も新進アーティストはこの種の音楽を手掛けるタイプが目白押しです。
その中でも色々なアーティストからの注目度も高い彼ら。
今年はなかなか斬新なノミネート陣です。
Silversun Pickups
"Panic Switch"
彼らも今年は非常に注目が集まったグループでした。彼らもまさかのグラミーへのノミネート。
まあ確かに批評家筋の評判はいいですよね。
The Ting Tings
"That's Not My Name"
彼らもまさかのノミネート。
彼らのパフォーマンスを立て続けにグラミーの受賞式で見られるなら大歓迎です。
それにしても新人賞は特に斬新なノミネート陣。