BigBangのサウンドにヤられて以来、すっかりコリアン・アーティストが気になる私ですが、今週のビルボードHOT100に、そんなコリアン・グループの、Wonder Girlsが76位にチャート・インしました。
"Nobody" Wonder Girls
かつて、日本人も坂本九やピンク・レディ、YMO、横倉裕、松田聖子らがチャート・インしましたが、”ダンス・チャート”や”セールス・チャート”などではなく、HOT100にランクインというのは最近はなかなか実現していません。なにしろ、米国人の、米国人による、米国人のためのチャートですから当たり前といえば当たり前。
極東のアジア人の曲が受け入れられるというのは、本当に珍しいです。
歌詞こそ英語で歌われるものの、PVは勿論本人たち(とプロデューサー、パク・ジヨン)が出演。
韓国は国をあげて、ワールドワイドにエンタメ産業を振興するといっていましたが、もはやその第一波が音楽産業第2位の日本だけでなく、音楽産業世界一の米国にも押し寄せています。
今週のビルボード・チャート1位はジェイ・ショーン。彼だって生まれこそイギリスですが、両親はインドからの移民。
オバマの開けた人種を超越した風穴は、合衆国とは称しながら、人種観念は保守的な米国を根底から揺るがしています。
韓国アーティストの活躍は、音楽売り上げの上でも大きなインパクトを持ち始めており、先に挙げたBigBangのリーダー、G-Dragonのソロ作は、9月5日付のGlobal Album Chart(世界各国のセールスを合算した、世界で一番売れているアルバムを示すチャート)で、15位を記録。ダウンロードの影響で市場が壊滅しているという噂の国のCDが、同週発売のワールド・ワイドに活躍するダンスホール・レゲエ・アーティスト、ショーン・ポールの新作より売れました。
韓流はまだまだ日本では”年配向け”が主流ですが、着々と次のステップの準備をしています。
今まではここで、日本は一体何を・・・とボヤいていたのですが、そんな日本も、いよいよヴィジュアル・ロックを本格的に輸出しようと、業界が束になって「V-ROCK FESTIVAL 09」というイベントを開催。abingdon boys school,BREAKERZ,La'cryma Christi,LM.C,PENICILLIN,高見沢俊彦(BAND MEMBER:Gt ルーク篁/ANCHANG/KOJI),土屋アンナ,Versaillesなんていう古今東西のヴィジュアル系の猛者に加え、個人的に大好きなAlice Nine,Angelo,the GazettE,INORAN(!),Plastic Tree,SEX MACHINEGUNSらも集結。ヘッドライナーにはマリリン・マンソンが駆け付けるという豪華さ。
・・・これはホンキだ・・・。
最近、ドイツのTokio Hotelなど、日本のヴィジュアル系に影響を受けたアーティストの日本への売り込みが激しいらしいのですが、それなら本家日本のヴィジュアル系を押さないでどうする?という話です。
こういう国境を越えた流れが世界的な潮流となっています。20年前のワールド・ミュージックの流行は、エスニックな(エキゾチックな)土着の音楽がその対象でしたが、今回は時間軸は現在進行形の、”いま”のワールドワイドな音楽の流通こそがキーワード。インターネットが成し遂げた情報通信革命は、20年の時を超えて、ワールド・ミュージックの再ブームをもたらしています。