新しい世代に~のシリーズを映画でもやって見ようと思います。
まずは団塊の世代の初代(1949年がピーク)を。
この世代の音楽については、客観的な資料に乏しいので割愛しましたが、映画はデータがあるのでやってみます。
①『波涛を越える渡り鳥』主演:小林旭(1960)
戦後生まれの世代にとっては石原裕次郎と並んで人気を集めたビッグスター。
この作品は”ギターを抱えた渡り鳥”シリーズの作品。なんと海外ロケ。香港やらビルマやらアジアを股にかけた大作。
②『ウェスト・サイド物語』主演:ナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー(1961)
現代版ロミオとジュリエットのような作品。時代を超えた名作。
③『101匹わんちゃん大行進』ディズニーアニメ(1962)
ディズニーアニメの中でも有名な作品。
④『光る海』主演:吉永小百合(1963)
吉永小百合主演の青春群像劇。今にも通じる、恋愛・妊娠・結婚など若い世代が共感できる新しい価値観が新鮮。
⑤『越後つついし親不知』主演:佐久間良子(1964)
三國連太郎等が共演した文芸作。一人の女性の悲劇を丁寧につづった、いかにも日本の文芸作品らしい映画。
⑥『愛と死を見つめて』主演:吉永小百合(1964)
軟骨肉腫の病を抱える少女と青年の文通を通じて行われる淡い恋の物語。今のケータイ小説に通じる難病もの。涙なくして観れません。
⑦『ローマ帝国の滅亡』主演:ソフィア・ローレン(1964)
ローマ帝国の末路を描く歴史大作。このころはすでにハリウッドは大作主義偏重から財政が逼迫し始めており、ローマ帝国の滅亡はそのまま、ハリウッド黄金期の終焉にもなぞらえることができます。
しかし、こと日本では大ヒットを記録しました。
⑧『関東果し状』主演:山城新伍(1965)
東映の任侠もの路線の作品。すでにテレビではスターであった彼は映画でもその座を掴みつつありました。
⑨『わんわん物語』ディズニーアニメ(1965)
ディズニーアニメは時代によらず強いです。これも名作。
⑩『サウンド・オブ・ミュージック』主演:ジュリー・アンドリュース(1965)
ジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画。ちゃんと感動できるし、ちゃんと楽しい。よくできた名作です。
⑪『アルプスの若大将』主演:加山雄三(1966)
若大将シリーズ。シリーズ最高の観客動員数を記録。スタントなしで見せるスキーもなかなかのもの。そりゃ元国体選手ですからね。
⑫『レッツゴー若大将』主演:加山雄三(1966)
”若大将”がサッカーに挑戦。香港・マカオ・京都を舞台に暴れまわります。
⑬『絶唱』主演:舟木和夫、和泉雅子(1966)
若い二人が周囲の反対を押し切って一緒に暮らすものの、運命のいたずらが二人の幸せを狂わせる涙のラブ・ストーリー。
⑭『メリー・ポピンズ』主演:ジュリー・アンドリュース(1966)
ディズニー制作のファンタジーなミュージカル映画。まさしく”夢”のような作品。
⑮『黒部の太陽』主演:三船敏郎、石原裕次郎(1967)
劇場の大迫力で見ないと、作品の魅力が伝わらないとして、いまだソフト化されていない幻の大作。これは死ぬまでにぜひ見たい。
⑯『007は二度死ぬ』主演:ショーン・コネリー(1967)
丹波哲郎も出演する007のシリーズ5作目。日本人なら見ておきたい007。
⑰『アンナ・カレーニナ』主演:タチアナ・サモイロワ(1968)
トルストイ原作のロシア映画。波乱の愛のドラマ。昼ドラのように濃厚。
⑱『2001年宇宙の旅』主演:キア・デュリア(1968)
とにかくキューブリックのエゴともいえる演出に魅了されます。映像は、ときにそれそのもので多くを語るということを経験できる異色の作品。
⑲『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』主演:クリント・イーストウッド(1968)
ハリウッド資本で作られたマカロニ・ウェスタン。エンニオ・モリコーネの音楽が、劇を盛り上げます。男の魅力たっぷり。
⑳『卒業』主演:ダスティン・ホフマン(1968)
何もかもがエポック・メイキングとなった、アメリカン・ニュー・シネマの代表作。
団塊の世代はこのあと日本の映画を支え続けるかと思われましたが、70年代に入るころから映画離れが一気に加速しました。