60年代特選アルバム20枚 その1 | ポップ・ミュージックのトリコ

ポップ・ミュージックのトリコ

流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。

1948年にLPが世に出てから、遂に60年。

このフォーマットに『アルバム』という名前をつけた先人のネーミングセンスは絶妙ですね。

現在はデジタル流通の本格化でこの『アルバム』というフォーマットにあまり勢いがありません。

以前、mixi内で、自分のコレクションの中から、これぞ『アルバム』の魅力!というものを10枚ピックアップしましたが、あまりにもマニアックだった事もあり、今回新たに定番中の定番より、年代別に20枚ずつ集めてみたいと思います。

この作業というのが微妙で、作品の評価というのは、現在の流行との距離感などで簡単に変わっていくもので、今回選んだ物が普遍の価値のものとはなり得ません。それがまた、面白いところなのです。


まずは、60年代より20枚をチョイスします。

その1では時代の横軸。流行の広がりを主軸にとって、”人気”をバロメーターに選びます。60年代に人々が味わった衝撃の音楽との出会いが蘇ります。


『Please Please Me』The Beatles(1963)

"Please Please Me "

ライブバンドあがりらしく、その臨場感を伝える為に、「せーの!」で録った緊張感あふれる作品集。ロックンロールからロックが誕生した瞬間ですね。



『The Doors』The Doors(1967)

"Light My Fire "

米国への英国からの侵略で始まった60年代のロック革命ですが、この年になると米国からも、この新しいロック革命に呼応した動きが本格化しました。エンタメ産業の世界の工場ハリウッドのお膝元、LAから出て来たドアーズ。スタジオ録音では、ハル・ブレインなどハリウッドの名うてのスタジオ・ミュージシャンが覆面で参加し、米国から反撃の狼煙をあげた、威信をかけた1枚になっています。


『I Never Loved a Man the Way I Love You』Aretha Franklin(1967)

"Respect "

米国の黒人の地位向上運動が激化する中、"Respect"と言う曲は、力強く彼らの心を後押ししました。やがて時を経て、女性の地位向上運動のアンセムとしても用いられるようになります。アレサの圧倒的なヴォーカルに聴くもの全てが魅了されます。


『Abbey Road』The Beatles(1969)

"Come Together "

当時既に解散を悟っていた4人が最期につくった作品。心はバラバラになっていたにもかかわらず、皮肉にも彼らの名盤の一つに数えられるものになっている。特に後半のメドレーは、フィナーレを飾るに相応しい、感動の一時をもたらしてくれます。

『Bridge Over Troubled Water』Simon & Garfunkel(1970)

"Bridge Over Troubled Water "
フォークとロックの融合を追及した彼らが、60年代アメリカの伝説的な音の魔術師、フィル・スペクターのサウンドに挑戦した表題曲も素晴らしいラスト・アルバム。2人でやれる事は皆追及した、とばかりに、美しいメロディと歌声が最初から最期まで詰まっています。