ポップ・ミュージックのトリコ

ポップ・ミュージックのトリコ

流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。

Playlist(Spotify)

 

1位 "I Had Some Help" Post Malone feat. Morgan Wallen

produce:Hoskins, Charlie Handsome, Louis Bell


2位 "Please Please Please" Sabrina Carpenter
produce:J.M.Antonoff

 

3位 "Espresso" Sabrina Carpenter
produce:J.Bunetta

 

4位 "A Bar Song (Tipsy)" Shaboozey
produce:S.Cook, N.Sastry

 

5位 "Million Dollar Baby" Tommy Richman

produce:M.Vossberg, J.Roy, Mannyvelli, Sparkheem, Kavi

 

 

Post Maloneが4週連続1位。

サブリナ・カーペンターが完全ブレイクを果たしていますね。

"Please Please Please"のPVでバリー・コーガンが出てきてビックリ!!

マジかバリー!なんて仕事受けるねん。これば彼の好感度上がっちゃいました。

洒落のわかる男ですね。

このPV"Espresso"のPVの続編なんですよね。

よって"Espresso"も3位にランクアップ。

 

 

今週のピックアップ

 

"High Road" Koe Wetzel & Jessie Murph

 

"Close to You" Gracie Abrams

 

"Purple Gas" Zach Bryan & Noeline Hofmann

 

"All My Life" Falling in Reverse & Jelly Roll

 

"Beautiful As You" Thomas Rhett

 

チャート初登場曲が多い週だったのでその中からピックアップをしました。

もう大好きな感じの曲が大挙してランクインしていてうれしいです。

やっぱりちゃんとメロディが感情を揺さぶってくれる曲が好きですね。

古い、ダサい。わかります、わかりますけどそういうやつも大事ですよ!

 

監督 
ルカ・グァダニーノ

ジャンル
ドラマ 恋愛 スポーツ

出演 
ゼンデイヤ as タシ・ダンカン
ジョシュ・オコナー as パトリック・ズワイグ
マイク・ファイスト as アート・ドナルドソン

鑑賞方法
映画館(近所行きつけ)

 

こういう映画ってどんな人が観に来るのかな?なんて好奇心もありながら映画館に行くと、客席には割と女性が多くてしかも30~40代あたりの方が多い印象。

女性誌とかで特集されてるのかな?とか想像をめぐらしながら開演待ち。

 

さて開演しょっぱなからテニスのラリー。

そしてBGMはEDM!

 

 

 

劇の序盤はゼンデイヤの魅力がスクリーンを超えて伝わってくるのですが、次第にゼンデイヤを取り合う二人の男の試合を通じて彼らの色気の方こそ画面からあふれ出してきて、エロいシーンなんてほとんど無いのになぜかセクシーな香りが映画館に充満していました。

さすがルカ・グァダニーノ監督。

ジメジメしたり、見る人によっては嫌悪感が出そうなBLの要素を万人が違和感なく受け入れられるところまで丁寧に味付けしています。

もちろん人物描写だけでなく、テニスの試合も斬新な発想で臨場感が増していて、監督の才能も映画全編を通じて感じることができるのも本作の魅力。

そして、スポーツの試合のシーンだけでなく、男女の言葉や気持ちのやり取りのような甘いシーンでさえも、心臓の鼓動のBPMが上がるように、爆音のEDMが鳴り響くという演出になっているのもヘンなのにうまく作用していました。

 

この映画において”テニス”は”恋愛”のメタファーといて機能しており、ゼンデイヤ演じる主人公は劇中でテニスの神髄は”関係性”にあるといいます。

つまりこの映画において恋愛は”関係性”に一番萌える要素がある、ということ。

 

そしてテニスをしている男二人のゼンデイヤをめぐる関係性の描写がどんどん解像度を増して暴露されていく中、繰り広げられるテニスの試合もまた、クライマックスに向かい、緊張感は最高潮を迎えていきます。

劇の最後にゼンデイヤが叫ぶ「C'mon!!」は、日本語でいうところの「キターーーーーー!」ぐらいのテンションでビンビンに伝わってきました。

男性目線から見た男二人が女性一人を取り合う物語は女性目線から見ればその男二人の関係性萌えの激アツ展開なんていうのを匂わせではなくハッキリとメインのストーリーラインとして描くのは、ありそうでなかった恋愛映画の切り口です。

まあ、2時創作BLものではよくある展開でしょうけど・・・。

 

客電が点いた時に”すごい面白かった”という気持ちと、”すごいエロいものを見てしまった”という背徳感が入り混じってなんだかすごい充実感があるのに目が合ったりするのが恥ずかしくて立ち上がりにくかった映画でした。

こんな経験も初めてで唯一無二の貴重な体験です。

 

当ブログ的には音楽を担当しているのがトレント・レズナーとアッティカス・ロスの二人ということは見逃せないところ。そう、ナイン・インチ・ネイルズです。

 

これは全く余談ですが、この映画を観ているとき、なぜか脳内でWham!の"Battlestation"が鳴っていまっした。テニスボールのバウンドする無機質な音の連続と痴話喧嘩が脳内でこの曲に結びついたのかもしれません。

 

 

Playlist(Spotify)※最新チャート分

 

 

1位 "Bling-Bang-Bang-Born" Creepy Nuts

 

2位 "Moonlight" NCT DREAM

 

3位 "ライラック" Mrs.GREEN APPLE

 

4位 "幾億光年" Omoinotake

 

5位 "誓いの花束を〜With You〜" すとぷり

 

Creepy Nutsが首位に返り咲き。

 

 

今週のピックアップ

 

"怪獣の花唄" Vaundy

 

"初KO勝ち" 椎名林檎とのっち(Perfume)

 

"君じゃなきゃだめなんだ" A.B.C-Z

 

"インフェルノ" Mrs.GREEN APPLE

 

"Armageddon" aespa

 

 

今週も引き続きチャートの曲全部聴いていってるときに耳に残ったやつを。

24年周期で訪れる流行音楽の大きな流れが、今の日本ではオルタナに向かって吹いています。

1976年→2000年→2024年ということで、今はY2Kものが受けるというのも納得。

とんがっててカッコいいのが受ける時代なだけにポップなアーティストですら際どい部分で勝負しています。