国際線座席指定のすすめ

チェックインエージェントとして働いていて思うこと。

それは

“座席指定をお持ちでないお客様に、空港ではご希望の座席をご案内できないことが多い”

ということ。

というのも、事前座席指定サービスを利用される方が多く、当日には並びや通路側の席が残っていないことが多いためです。

満席に近い便では特にその傾向は強くなります。

2時間以上前にお越しいただいても、満席便であると並びのお席がないことも頻繁にあります。

並びだけでなく、通路側のお席希望のお客様は多いため、空港で取れない、というケースも多々あります。

予約は通路側、特に前方通路側から埋まっていく傾向にあるんですね。

ツアーの方以外は、ほとんどの場合予約した日から、事前座席予約をホームページで取ることができます。

快適なフライトのためにも、可能であればお早めに予約されることをお勧めします。

では、ツアー客は諦めるしかないのか、というと実はそうでもないんです。

他の運賃体系で予約されている方よりは、事前に予約できない運賃体型のツアー利用の方は希望の席を確保できる確率は低いですが、空港で席を指定されるよりも有効な方法があります。

それは

『事前チェックインサービス』

です。

インターネット上で事前に席を指定・チェックインし、空港では手荷物預けだけ行えばＯＫというサービスです。

ＪＡＬなら72時間（一部24時間）、ＡＮＡなら24時間前から利用できます。

実はこれ、ＪＡＬ利用の一部ツアーを除き、ツアーのお客様も利用できるサービスなんです。

空港に来る前に、席の指定ができる、つまり、空港でチェックインする方よりも、希望の席が取れる確率が高い、ということですね。

ＪＡＬ【ＱｕｉＣ】http://www.jal.co.jp/quic-i/

ＡＮＡ【Ｃｌｉｃｋ Ｃｈｅｃｋｉｎ】http://www.ana.co.jp/int/checkin/click/guide.html

また、クイック、クリックチェックインがお済みのお客様専用カウンターがあるため、空港でのチェックインも他の旅客と同じカウンターに並ぶ必要がなく、非常にスムーズなんですね。

ぜひこちらを参考にしていただき、より快適な旅をしていただければ、と思います。

ただし、ただしです。

上記のサービスがあるとはいえ、残念ながら必ずしも希望の座席がとれるわけではないです。

満席便であればある程、正規運賃をお支払いのお客様が７２～２４時間前以前に座席予約を取られている確率も高いわけで、そうなれば自ずと選択肢は少なくなってしまいます。

空港でも何とか希望に添えるよう努力はするものの、そうはいっても座席数に制限があります。

それだけでなく、予約の多い便で

一人のお客様の希望を叶える＝他のお客様に席のご移動をお願いする

ということでもあり、非常に難しいところです。

心苦しいですが、理解してもらうしかどうにもできないところもあります。

まだまだ自分の業務に精一杯で、どうすればお客様に少しでもハッピーになってもらえるのか、まで考える余裕のない毎日ですが。。

でも、いち早く仕事に自信を持てるくらいに成長し、お客様の声や現場の状況を確りとみて、今以上にいいサービスを考えられる人間になりたいと思う今日この頃です。

Rv. & my opinion of the news around airlines.

エアラインを取り巻くニュースをここ何日か分、チェックしてみました。

卒論で航空関係のテーマを扱ったこともあって、

“航空には詳しい”

ので、その時にかきいれた少しの情報も併せて書き綴っていこうと思います：ｐ

あくまでも僕の考えベースですので、正しい解釈ではないかもしれませんのでご容赦を。

さてさて、

話題性があったのは、７８７の日本初飛来の日程公表でしょうか。

Ｙａｈｏｏ！ニュースでも取り上げられていました。

遂にシアトルで対面した７８７が日本に来るのかと思うと、楽しみです。

きっと、ＨＮＤ・ＩＴＭ・ＫＩＸ・ＯＫＪ・ＨＩＪ*ではたくさんのファンや子供たちに歓迎されるんでしょうね。

*空港のスリーレター：http://www.tobidoku.com/airport/index.html

さて、大阪線、ＨＮＤ－ＩＴＭ/ＫＩＸのドル箱路線の次に、世界で初めての最新鋭機が、沖縄・札幌ではなく、

岡山・広島に投入されることが発表されましたが、これは新幹線との競合を意識したものでしょう。

東京からの旅客の移動導線における、航空と新幹線のシェアの境目、それこそ岡山・広島なんです。

2008年と少し前のデータになりますが、航空と新幹線のおよその利用比率は以下のようになっています。

（区間/ 新幹線：航空）

東京－大阪　　　７　：　３

東京－広島　　　５　：　５

東京－福岡　　　１　：　９

広島近辺が分岐点となっていることが良くわかります。

航空会社にとってみれば、いかに広島以東のシェアを伸ばしていくかが、課題となります。

そこで、話題性のある７８７を導入することにより、顧客をとり込もうとしていると考えることができます。

鉄道にも明るいニュースが多い中で、航空側が国内シェアを伸ばすのは至難の業。

そこで“世界で初めて”を携えてアピールしよう！というわけですね。

これを機に、一人でも多くの人がファンになってくれれば、

欲を言えば一人でも多くの子供が旅客機にワクワク感を抱いてくれれば、

僕としては嬉しいですね。

さて、次にＳＮＡから「ソラシドエア」へのブランド名変更について。

みなさん、スカイネットアジア航空って知ってますか？

宮崎をベースにする、航空会社です。

僕の好きな航空会社の一つでもあります＾＾

このエアラインの機内アナウンスは、なかなかフランクで僕はいいと思います。

さて、そんなＳＮＡ（ＳｋｙＮｅｔＡｓｉａ）、

この度ピスタチオグリーンの爽やかなマーキングに生まれ変わるようです。

「Sora-Seed Air」ということで、空から笑顔の種をまく、というのがブランドデザインらしいです。

しかも、そのロゴ、ニコニコマークなんですが、

“人と人とが向き合うとき、笑顔が生まれる”

ことを表したユニークなデザイン。

人と人とが向かい合って繋がっている姿、

笑顔の種が跳ね上がり上昇していく姿、

大空に浮かぶ笑顔

を表現したものだそうです！

http://www.solaseedair.jp/newdesign.html

若干、韓国のエアラインに似ている気もしますが、でも悪くないと思います。

これをデザインしたのが中堅・若手社員だという点も、好感が持てます。

それを認める懐のある経営層がいるということですよね。

新しい価値観を積極的に企業運営に反映させようとする点を含め、

成長を意識した挑戦は、僕は素敵だと思います。

新ブランドと言えば、「peach」は外すことができないトレンドワードでしょう。

ＬＣＣを目指すという同ブランド。

ＫＩＸも全面協力でＬＣＣターミナルを航空会社側の意向をとりいれて新設するとのこと。

空港運営会社にとって、ＬＣＣターミナルは収益性の高いものなんですよね。

ＬＣＣはローコスト・キャリアと謳うことからもご存知の通り、各種サービスを有料化し、

顧客が欲しいと思うサービスのみをオプションとして選択できる、

というビジネスモデルであることが多いです。

したがって、機内では食事や飲み物、アメニティも有料。

では旅客はどのような行動に出るか。

そう、ＬＣＣの発着するターミナルで食事したり、飲み物を購入したりするんですね。

つまり、ターミナルのお店の収益は上がるわけです。

エアラインにとってみれば使用料が安い、空港運営会社にとってみれば、

非航空系の収益拡大が期待できるんですね。

空港運営も、とうとう世界の趨勢に近づいてきましたね！

話が逸れました。

ピーチ、ですね。

デザインも斬新で、ＡＮＡのイメージと混じるところが一切ない点で評価できるんじゃないかと思います。

まずは国内はＫＩＸ－ＣＴＳ/ＦＵＫ、インターはＫＩＸ－ＩＣＮでスタートするようですが、

発表にもあったように、中国路線を増強し、ＫＩＸをハブに日本国内へのアジアからのインバウンド、

とりわけ旅行客をターゲットにするというプランでしょう。

中国が最終的なターゲットだというのは、社名が“ピーチ”というところから僕は確信しています＾＾

中国では「桃源郷」に代表されるように、「桃」は非常にいいイメージを持つそうです。

日本国内の需要を開拓するというよりも、いかに海外からお客様を集めてくるか、

という戦略は、僕は時流に適った戦略だと思います。

アジア圏の観光客がターゲットと言う点（僕の予想ですが）で、

今回の原発はじめ震災の影響の残る厳しい状況下での船出ですが、頑張って欲しいです！

最後に、大韓航空のＡ３８０受領に関連して考えたことを、書き綴っておきます。

そういえば、ボーイングは小型化で勝負し、エアバスは大型化で勝負する、

という記事が数年前の新聞だったか雑誌に書いてありました。

当時、というか今日までこれ以上の大型化はニーズを掴まないだろう、と僕は思っていました。

というのも、

大型化＝旅客輸送量の増加

というプロトタイプの考えで止まっていたんだと思います。

しかし、大型化は必ずしも提供座席数を増やす戦略のみに終始しないんですね。

例えば、先日エアバスから引き渡しされた大韓航空のＡ３８０は、提供座席は400席足らず。

エコノミーモノクラスにすれば800を超える席数を設置できる機材に、です。

余談ですが、スカイマークはそれを下回る394席仕様とする方針だというから驚きです。

ではこうしたエアラインは何をもくろんでいるのか。

それは一重に快適性の追求による他社との差別化だと考えられます。

大型機材＝初期費用・燃費や維持費がかかるのはもちろんです。

しかし逆にいえばそれを補えるだけの収益を得られれば問題ないわけです。

そこで、2階を全てビジネスクラスとすることによる客単価の向上を図ったんですね。

ビジネス顧客はプレジャー旅客と比較して利用に季節の偏りがなく安定的。

さらに、価格弾力性が低いので、ある程度値が張っても、他社との優位性が保てれば搭乗してくれます。

したがって、法人契約がとれればとれるほど、経営が安定します。

フィンエアーが最近、日経をはじめ新聞に“ＣＥＯにＦＩＮのビジネスクラスの良さを伝える”、

という一面広告を打っていますが、これもおそらく法人契約をとることが狙いだと思います。

しかし、ＦＩＮのように、「ヨーロッパ最短」のような謳い文句があればいいですが、

普通のエアラインは単にビジネスクラスのシートを改良した、ミールサービスを充実させたといっても、

結局どうしてもどっこいどっこいになり、ビジネス旅客を引き寄せるだけの魅力としては薄いです。

そこで、総二階建てという広い空間を利用して、バーやラウンジスペースを機内に配置し、

“座っているだけ”

という空間を

“動きのある空間”

へと変貌させたんだと思います。

大型化＝提供座席数の増加

ではなく、

大型化→空間の快適性の向上

とつなげる発想をしたエアラインは、やはりすごいな、と感服します。

やはり、固定観念をもってものを見ることは、チャンスをつぶすことに等しいんだと実感しました。

他にも、

ＤＥＬＴＡのマイルでＳＫＹ便が利用できるようになる、、

仙台被災で甚大な被害を被った航空大学校が、今年も入試を実施、

などのニュースがありました。

さて、明日は4時半起きです。

自分に求められるものは何か、これを意識しながら働くのは難しいですが、

しかし固定観念をできるだけ除去して、現状の一歩先を見据えられる人になれるよう、

気合いを入れていきます。

不信任決議案

また政治が良くわからないことやってますね…

管さんを支持するわけでも特にないですが、しかし、いま誰かに変わったところでどうにもならない気がするのです。。

もちろん、管さんも、今まで以上にプライドとか私信を捨ててやってもらわなければいけないと思いますが。

パフォーマンスは今は要らないので。

国家の難局にトップがころころと変わっていてもはじまらないんじゃないかと。

日本の政治に対する、世界・国内からの信用を失うだけだと思うのです。

せめて、青写真を提示してから批判しろと思うのは僕だけでしょうか。

本当に批判ばかり。

いつも通り、メディアも扇動的に思えますが、しかし今回は国民は比較的冷めていて、政治家が勝手に内閣不信任案に熱意を持って取り組んでいるというように僕には映ります。

例えばこれで衆議院を解散された日には、若者からの政治不信は相当募るでしょう。

被災地をはじめ、多くの国民は憤るんじゃないでしょうか。

財源厳しいなかで、なぜ政治家の勢力闘争に大量の資金を使うのか。

“国民の信を問う”などというのは、ご都合主義の大義名分にしか過ぎないでしょう。

年齢等も全く度外視してもいい、

強いビジョンの下、俺がやる、と手を挙げる議員はいないのでしょうか。

やれ党だ、派閥だ、鳩山だ小沢だ、、勘弁してくれよという気分です。

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/party/?1306978039

こんな動きもあるようですが、本当にあきれます。

これで政治家の志を語られるんじゃ、たまったもんじゃありません。

主張が違う人たちの寄せ集めでどうして党が結成できるんでしょうか。

議員のエゴがトップ選びに影響しない、市町村都道府県の首長選びと同じように、国民の直接選挙にするといいかもしれませんね。アメリカの大統領制に近い制度に。

とにかく、復興に向けて、最大限の努力を私信を捨てて行って欲しいと思います。

がんばれ、政治家。