2018年4月14日から、七十二候の「虹始めて見る(にじ始めてみる)」。
春の雨上がり、空に初めて虹がかかるころ。
このブログを書いている今、茅ヶ崎は嵐のような天気ですが、雨はほとんど止んで、パッと日が差しました。
かすかな期待を込めて、窓から外を見たけれど、虹を見ることはできませんでした。
ハワイに初めて行ったとき、しょっちゅう虹を見ることができるのがうれしいと同時にとてもうらやましかったことを思い出しました。
「本物の虹じゃなくてもいいから」と、フリスクとか、ふせんとか、虹がデザインされたものを自分用のおみやげにして、毎日持ち歩いていた時期がありました。
今年の手帳、虹の写真がカバーになったものを選んだのは、その時期のなごりかな。
「日本でも、虹を見る機会は案外多いんだな」と、ここ数年思っています。
でも、それは、非日常的な、特別なこと。
虹が出た日のSNSは虹まつり。
参考にさせてもらっている『日本の七十二候を楽しむ』では、石垣りんさんの「虹」という詩が紹介されています。
虹が出ると
みんなおしえたがるよ
虹が出ていなくても、空を見上げるのはいいですね。
この写真に、白く小さく飛行機が写り込んでいますよ。
大きな空の青さの中に、小さな白い飛行機を見つけると、虹を見たときほどではないけれど、うれしくなります。
すーっと飛んでいく方向を目で追いながら、どこ行きの飛行機かしらと想像するだけで、(これは大好きな作家の言葉を借りての表現になりますが)日々のルーティーンから抜け出して、気持ちがのびやかになるのを感じます。