ICE EXPLOSION 2020 爆誕 | A skater's soul ~髙橋大輔応援ブログ~

A skater's soul ~髙橋大輔応援ブログ~

フィギュアスケーターを愛してます。
中でも、別格なのは ”高橋大輔”

年が明けて若人が成人してめでたい
そんな1月10,11,12日にファン念願の高橋大輔”座長”の新公演
「ICE EXPLOSION 2020」がお披露目されました。
そして1月29日にはテレビ初放送が実現致しました。
誠におめでとうございます。

 

ファンの間では早くから「氷爆」と名付けられ電波の世界を席巻しておりましたが

「新しい缶チューハイか?」「天海祐希が宣伝しているやつだろ」

と思われた方も多いのではないでしょうか(いないだろ)

 

 

~ICE EXPLOSION 2020誕生まで~

一昨年まで恒例開催だったクリスマスオンアイスは現役復帰した為日程的に出演は不可能。

今後も現役でいる以上クリスマスオンアイスには出られません(一応座長ポジでしたが)

そしてクリスマス縛りのテーマは5年も連続開催すれば流石にネタも切れます。

 

大輔さんは、「氷艶~月光かりの如く~」で本格的な主演・座長を経験し、

メインスターが座長としての職責をきちんと引き受ける事の重要性を掴んだはずです。

(クリスマスオンアイスだって間違いなく座長なんですよ、でも頑なに自らを座長と名乗らなかった)

自身のアイディアと魂を盛り込んだアイスショーを作りたい・・・

それを立ち上げるのはもう必然だったと思います。

 

番宣動画で大輔さんははっきりと「自分が手掛けた」と言っていました。

自分はこの発言だけでぐっときました。

 

 

~受け取ったショーのコンセプト~

自分的にひとつ思ったのは、

大輔さん本人が命名した「ICE EXPLOSION」というタイトルは、2019年の活動の目玉であった「氷艶~月光かりの如く~」で自身を破裂するようにリンクに捧げ切った達成感や皆で作り上げることで生まれる渦巻くようなエネルギーを体感したこと、そしてThe Phoenixという稀代の爆発プロを手にしたことが無縁ではないだろう、という事です。

 

従前のショーは事前にイメージや曲をスケーターに伝え、回収した持ち寄りプロを現地でセトリに埋めていく感じ。

「氷艶」でとことん作り込む作業を経験した大輔さんにとっては物足りなく感じることでしょう。

出来る範囲であっても、ショーのテーマ・コンセプトを決めて、出演者と一丸になって作り上げ爆発する、、、自身のショーではこれをやりたかったのだろう、と想像しています。

 

今回のショーでぶち上げてきたテーマは疑うことなく

<観客を巻き込んで演技で爆発すること>

それはスケーターが演技から放出する情熱だったり、激しいダンスがもたらす高揚感だったり。

宮本笑里さんのヴァイオリン演奏の「炸裂」だったり。

そして”新生:大輔”を魅せつけること。

これはオープニングからラストまで貫かれていると思います。

 

・この主題の後ろに控えるサブテーマは

①アイスダンスの世界、魅力に観客を誘うこと

大輔さんに深い親愛の情を寄せるアイスダンサー3組とペア1組が引き受けてくれました。

デイビス&ホワイト、ベルビン&アゴスト、ウィーバー&ポジェ、パン&トン。

アイスダンスだから持ち得る圧倒的な芸術性。

カップルだからこそ広がる情感。

キャリアがもたらす円熟味・・・

 

②村元・高橋組というデビュタントを披露すること

これはシングル高橋大輔をこよなく愛するファンにとって時期尚早か??とも思いましたが、

今哉中ちゃんをお披露目してくれて良かった、と思いました。

何故、哉中ちゃんだったのか。

大輔さんが彼女となら、、と決断した理由をファンそれぞれが(自分なりに)受け取ったと思います、、、

 

③ファンへ「ありがとう」を伝えること

これはね、ちょっと簡単に語れない、、

 

 

現役生活で時間のない中企画されたのでしょうが、大輔さんのやりたいことは伝わりました。

受け取りました。

 

それは、会場の爆発が証明していたと思います。

 

大輔さんを中心に、動画を感謝してお借りします。

 
・今回のショーのハイライト~The Phoenix~

 

 

如何でしょうか

爆発してます。氷上のダンサーと共に観客の皆さん、熱狂の為ネジがトンでいます。

大輔さんはいつも、花咲かじじ・・もといティンカーベルのように、キラキラの魔法の粉を客席に振り撒くのですが、この日は興奮剤を撒いてしまいました。

この時の自分を思い返すと「おま、大概にしとけ」と言いたい。「その姿を家族に見せられるのか?」と。

でも、思えば周りもみんな「大概」でした。(あなただよw)

とにかく問答無用でかっこいい。

たぶん過去からこれまでのアイスショーの映像・記憶を引っ張り出してもこんなに踊り狂うロックな演技はなかったと断言したい。

ダンサブルという次元じゃないのです。

縦ノリ、ポーズのキメ・止め、ヘッドバンギングのロックな動き

荒々しさの中にも蜂起の魂や決意が見える真っ直ぐな強さ

そしてエロい、エモい。熱い。

競技では難しすぎた振付でしたが、野郎ダンサーを従えて踊る群舞にするとショーでは死ぬほどかっこいい。

このスタイルは元祖を辿れば、ジャネット・ジャクソンかな、と。

競技選手と同じ振付を、アンサンブルスケーターが踊るのは斬新な試みです。

個人的にはこれはフィギュアのプログラムとして無形文化遺産に指定して後世に残してほしいと思う位の作品です。

 

 

・かなだいデビュー作~美女と野獣メドレー~

 

 

ほんとこれを作ってくれたチャーリーにお礼を言いたいです。

ロマンチックな曲コミカルな曲、アイスダンスにぴったりな選曲です。

メリルは妖精なので(真実)こんなディズニーメドレーをやらせたら右に出るものはいませんよ。

そこに女神タニス。

溜息が出るような美しいダンスの後、妖精と女神にいざなわれて大輔さんが哉中ちゃんを誘います。

あの場面は映画でも惹かれ合う二人がおずおずと心を溶かしながら踊るのです。

なんちゅう初々しさ!!(プロムかよっ)

一部Phoenixでエロ散らかして興奮剤を撒いた危険人物と同じ人とは思えない。

優しさと包み込むような愛情で氷を溶かすような滑りです。

これには温かい涙が自然とこぼれました。

 

・2部ラスト~9000Days~

 

 

<日本語訳>

私を覆う夜の闇

私に恐れはない

私は信じている

怒りと涙を超えて

これから何年にもなる何時間を超えて

神がどんな姿であれ感謝する

9000日という与えられた日々

9000日という運命

9000日という神がどんな姿であれ感謝する日々

目の前にある困難は問題ではない

私はチャンスを得た

神がどんな姿であれ感謝するためのチャンスを

9000日という与えられた日々

9000日という運命

9000日という神がどんな姿であれ感謝する日々

石のように壊れた心は島をも壊す

私の心は痛んでいる

9000日という与えられた日々

9000日という運命

9000日という神がどんな姿であれ感謝する日々

 

”ありがとう”が人型で滑ってましたね。

360度全方位に向かって笑顔で、ありがとうを振りまいていました。

これまでの自分を応援してくれてありがとう。

沢山の愛情をありがとう。

ここからまた新しい道に進むけど、これからもよろしくお願いします。

全身でそう言ってました。

 

この演技の前に本人のナレーションが入るのですほんとは。

会場ではこの語りで涙腺崩壊でしたよ。

 

彼の本質の部分、温かく柔らかいイノセンス。

これを他で強く感じたのは2015年クリスマスオンアイスのBorn On Christmas Day

今回も演技からにじみ出ていました。

そしてこのプロからはもっと愛情が零れてる感じがします。

スケーティング技術、表現力、音楽への感受性、本人の性格

全部揃わないと滑りきれないプログラムです。

彼の感謝は受け取りましたよ。

シングルにさよなら、の寂しさも向こう側にあれど

2017年ラブオンザフロアーでやっと言えるようになったファンへの「愛してるよーー!」

愛情もちゃんともらいましたよ。

 

皆さんは何を感じましたか・・・?

 

 

~アンサンブル・群舞の迫力と重要性~

まだ手探り感はあれど良いショーに仕上がっていたと思います。

一番感じたのは「氷艶~月光かりの如く~」で言うところのアンサンブルの重要性です。

The Phoenixをあそこまで引っ張り上げたのは、群舞という発想です。

それを可能にしてくれたエラッジ、コバヒロ君、小沼君、ミーシャ。

彼らの頑張りがなかったらこの爆発は成し得なかったと思います。

メダリスト級のゲストにこの役を背負ってもらうことは正直出来ないと思われるので

アンサンブルを専門に引き受けてくれる数人のスケーターはこれからも必要になってくるかと。

これは、この氷爆の演出の個性にしていってほしいな、と思いました。

チームフェニックス、大輔に休憩タイムをありがとう!

 

 

~ゲストスケーター達の献身と愛情~

そして、アイスダンサーの頑張り!みんな三十路超え!

2プロのうち1つは踊るものを、という発注だったと思います。

 

特にメリチャリはクイーンメドレーで踊ったので、曲の転換のたびに踊りを変えリフトを変え

あたしには、大輔さんにお手本を見せてくれているようにさえ感じました。

観客の為に踊り、ダイスケの為に踊る。

そして、あの美女と野獣の演出・・・

ほんとに大輔さんに対する温かい友情を感じました。

 

とにかく、これまでの持ち寄りショーではないと思いましたよ。

フレンズオンアイス、クリスマスオンアイスの経験もしっかり土台になっています。

 

「ICE EXPLOSIOM 2020」は大輔さんの船出だと、みんなショーの意味を理解している。

だから精一杯演技する、踊る。

ここまで献身的に愛をこめてそれぞれの力を提供してくれるショーもなかなかないのでは、と思いました。

 

 

 

そして最後のピース。

大輔さんの、こんなコンセプトのショーに一番相応しいと確信する

情熱とダンスセンスを持つスケーター

デニス・テンさんがここにいてくれたら、、、

と、強く思いました。

 

どこかで見てくれていると疑ってないんですけどね。

 

 

かっこよくて素敵なショーでした。

爆発に相応しい情熱的で踊れるスケーターカモーンヌ!

昌磨くんネイサン、エイモズ君、現役ダンサーさんも待ってます!