~自分にとって史上最高のフレンズオンアイスは2014年版であります~
今、あなたとハグすべく両手を広げておりますよー、足元踏ん張ってー
あたしと同じ気持ちの方たくさんいますよね?きっと。
大輔ファンにとって特別な回だったと思います、ショースタイルも演目もタイミングも、、、
先日、10/17に久しぶりに再放送されて、懐かしく観たのでした。Twitterでも呟きありましたね。
あの年はソチ五輪が終わり、無念にも怪我が完治せず世界選手権を欠場し、
大輔さんは4月に休養を発表していた時。
そして荒川さんは妊娠中。
プロデュースの責任は荒川さんにあるとして、座長の責は大輔さんが引き受けた感じ。
この段階ではまだ年末のクリスマスオンアイスの告知もされておらず、
単純に大輔座長の公演が実現したことを、ひとときだけ喜んだのです。
まず最初に腰抜かしたのは、ヴォーグのファッションショースタイルでのオープニング。
日に焼けて精悍になった輔はビジュアル最強。
この後オープニングで例によって「これこれ、あなただけ違う振付ですか??」
的に踊り狂うわけですが、
このドヤのイケメンがあっちから滑って来たときには、ほんと永眠しそうになりました。
プログラムは、ライサ、ジュベ、大輔の虹色世代アラサー元世界チャンプの3人で「On The Run」
あっこちゃんとのコラボで「リベルタンゴ」、そしてソロ演技「Caravan」
どれも激しく踊り狂うプログラムでした。
今思えば、全てのプログラムが挑戦的で煽情的。
観客へのアピールとサービスが半端なかった。
「On The Run」
このうりゃうりゃ感!!
そして、悪い顔しながら観客に自慢のぷりケツ(久しぶりに聞くなぁこのフレーズ)
を見せつけるこのシーン
これが奥さんの目の前に
18禁でしょーこれは間違いなくーーー
(友達から”ケツも唯一無二”とLINE来た)
たぶん今の輔はこれはやらないかな
あっこちゃんとの「リベルタンゴ」も濃厚で激しかった。
テッサ&スコットばりに太ももを撫でるしぐさもありました。
この「べりーあきこ」なあっこちゃんプロはコラボ・ジョイントというより対決、な感じでしたね。
お互いの濃さ・激しさに負けはしない!な気迫で、魅せつけるように踊っていた印象。
二人のタンゴダンサーの天才っぷりに飲み込まれそうな迫力で、個人的に永久保存版演技。
そして「Caravan」
このフレンズの初演が一番挑発的だったと思います。
この後クリスマスオンアイス、スターズオンアイス、THE ICEでも披露し、洗練された演技になっていきますが
フレンズでの彼は尖がっていた。
大人で洒脱でCOOL。
なのに遊び心があって煽情的で、高橋大輔にしかできない動きや粋なポーズが散りばめられて
セクシーで憎らしかった。
ダンサーとしてのポテンシャルとエンタメ性を見せてもらえて、嬉しかった。
ほんと、特技=小悪魔、とかやめろよ、けん玉部のくせに。
演技前の短い質問に
「はっちゃけたいです。これで死んでもいいくらい。」なんて
シリアスな言葉を置いて出て行った。
2014年フレンズの大輔さんは、神懸かってカッコ良かったんですよ、ほんとに。
怪我前のeyeみたいに、洗練に至る前の本能的な猛々しさが見えて。
全日本道化師みたいに、内側から湧き上がる何かが肉体を躍らせているかのようで。
そして、その後2か月も待たずに、彼は引退を発表したのです。
フレンズオンアイスの少し前には、例の前スケ連理事長による大輔さんへのパワハラが週刊文春によって告発されました。(いわゆるワダアキコ案件)
内輪の打ち上げの席での事です。
その場で写真を撮っていた人、それが表に出される意味、引き換えにされた自身の尊厳への配慮、、、等察しはついていたかもしれません。
フレンズの記者会見の場では(フレンズの会見の場なのに)彼一人のみがマスコミの前に晒され、その質問に答え、いつぞやの真央さんの会見のようでしたね。
一部の、脳ミソの質量が大さじ1杯位しかない人が彼を叩きましたが
大方の反応は、彼の大人の男として相応しい受け答えに「男を上げた」というものでした。
あたしたちファンは、彼が飲み込んだ言葉や目の前のその振る舞いを受け止め、ただ見守り、
驚くほど静観しました。
そして、フレンズで精一杯応援しよう!と出向きました。
次の年のフレンズに、彼は参加しませんでした。
(スケートなんて嫌いなんだよ、去年自分は責任を果たしたじゃないか、と言わんばかりに)
その後座長としてクリスマスオンアイスを開催し、LOTFと氷艶も経験し、
少し、、フレンズとはほど良い距離感を計れたのかな、という印象を持っています。
氷艶の主演をこなした身としては、クリスマス限定のショーも物足りないかと思います。
来年1月の新しいショーがどんなものになるのか楽しみです。
に、しても
2014年フレンズオンアイスは、大輔さんが精一杯やさぐれていて愛おしかった。
このフレンズで一区切り、と言ってはいたけど
色んな事に憤ってスケートを嫌いになる途中のどうしようもない中でも、あんなに踊れちゃう人。
自分でもめんどくさいでしょうねぇ。
応援で励ますつもりが肩透かしをくらった。
今日これを書くために久々にじっくり見直して
ちょっと切なくなりつつ、でも単純に演技の素晴らしさに惚れ惚れして
(たまにはやさぐれるのもええで、煌めく演技出来るで)
なんて意地悪言う余裕もできた。
とにかくこの年の大輔さんの演技は破格で素晴らしい。
そして、これほどの踊り心のある唯一無二なら、立派なアイスダンサーになれるやろ!
と確信してしまったのでした。。。。
<おまけ>
・川口スミルノフペアが初めて出演してくれて「マンフレッド交響曲」を観られたこと
これはほんとに嬉しかった。
・ジュベールがジュベールだった。愛おしかった。
ルームランナー健在だった(泣)
だから、色々最高だったの