高橋大輔2020年度よりアイスダンスに転向 | A skater's soul ~髙橋大輔応援ブログ~

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フィギュアスケーターを愛してます。
中でも、別格なのは ”高橋大輔”

びっくりしましたね。

 

就業中の夕方「高橋大輔アイスダンスに転向」の一報を読み、仕事中に叫びましたあたし(覚えてる)

そのあと「もう仕事にならんから」と言って呆けた後、泣いたそうですよあたし(覚えてない)

 

でもその後緊急飲み会ではちゃんとお祝いの乾杯しましたよ。

(しなきゃいけない事はちゃんとしたよ)

 

翌日、帰宅後も娘が帰ってきた事さえ気づかずスマホばっかり見てる母に

「Bad Newsなの?これは」って聞かれて返事に困りました。

Bad Newsな訳がない。

大輔さんが決めたことだもん。

彼の軌跡を振り返れば全ての事は結果的に良い方向に向かっていたし

人との出会いは全て素晴らしいご縁となり彼の前途を明るく拓いていった。

 

だから何の不安もないし、くっそーあいつ何か嬉しそうにニヤニヤしてるし、新しい世界が待ってることに喜びも感じてる。

 

でも胸が苦しい自分もいる。

(胸が苦しいあたしでごめんね、って言いながら)

 

読売オンラインの記事を読まなかったらなかなか心の整頓ができませんでしたよ。

読売さん、この記事売ってくれよー単品で3000円でもいいからよー。

 

ここにある内容が30日の記者会見で語られるといいですね。

 

 

シングルからアイスダンスに転向することに何の躊躇もない、というのはかなり衝撃的な言葉でした。

スケート出来るのに変わりはないから、、と。

フィギュアスケートをカテゴリーに捉われず大きな視点でサラリと語る。

大輔さんのスケートに対する愛情の深さに驚きました。

 

そして氷艶の影響を強く感じました。

アイスショーでの演技に「一人での限界を感じていた」と。

シングルだけで自信を持てない自分を発見し、人と組むことの必要性を感じる、、、

氷艶~月光かりの如く~を経験しなければ芽生えなかった考えではなかったかと。

 

大輔さんはただただ純粋に「表現者としてもっと上手くなりたい」「なんでも出来るようになりたい」

ほんとそれだけなんですね、、、

彼の欲求はもっと上の自分に到達したいというアスリートの本能とも合致します。

 

アイスダンスが本能的に楽しくて、これが更に自分のスケートの可能性を広げてくれる、と確信を持てたのなら、彼にとってやらない理由なんてないのだと思います。

 

「氷艶~月光かりの如く~の出演によって気付いたことを

一緒に出演していた哉中ちゃんからの誘いによって回収していく」

なんというご縁。

タイミングとしても絶妙です。

哉中ちゃんは大輔さんが氷艶を通して感じたことを共感できるはずです。

彼女もシングルから転向し、ショーにおけるアイスダンス技術の重要性を理解している。

小宮さんの講座の録音テープの中でも、自分はいつも(何か・誰か)に導かれる、手を差し伸べてもらう

と言っていましたが、(録音時期的にもう転向を決意していたはずなので)哉中ちゃんの存在も意図していたのだろう、と今となっては思います。

 

最高の表現者になりたい、その為には何でもやる。

スケートが上手くなるのなら何でも挑戦する。

カテゴリーなんかで小さく縛っていい人じゃない。

導かれて到達した場所であっても、自分が決断したらとても貪欲に求める彼に変化しているんです、

この数年で得たことで。

本気出した彼は、来年凄いものを魅せつけてくれるでしょう。

そして自分の求めるものを追求しながらも日本のアイスダンスの未来に光を当て、

また開拓者としての役割を背負っていくのでしょう。

ひたすら応援するしかないです。

 

 

~~~~~~

 

そう自身でも確信を抱きつつ~~~

 

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あのコロッセオみたいな円形の闘技場(リンク)で一人で闘う姿が好きだった。

スターティングポジションについて目を伏せて

音楽と共に視線を上げた時、既に音楽の化身みたいになってた。

彼の獲物はあたしたち観客であり、たったひとりリンクで己を捧げ切る彼は観客への貢ぎ物のようでもあった。

2分50秒と4分半。

会場を濃厚で純粋な高橋大輔成分で満たして、観客は媚薬を飲まされたかのように魔法にかかった。

そして誰もが「音楽と彼と自分」をひとつの融合体のように錯覚し

なのに、会場全体がひとつの塊になっているという歴然とした事実に恍惚を覚えた。

 

それがもうなくなっちゃう。

なくなっちゃう。

 

第一次引退以降はもうボーナスステージみたいなものなんです。

競技の満足感に敵うものはない、と信じて疑わなかったあたしたちに

LOTFや氷艶という

また未知の、異感覚の興奮と感動があることを教えてくれた。

復帰までして、競技プロまで、与えてくれた。

 

なのに自分は欲深いな、、、とつくづく嫌になります。

 

2018年7月、復帰が発表されたとき

「これでまた応援のし直しができるよね」と乾杯しながら泣いた。

2012年から引退までは、心身ともにボロボロだった大輔さんの痛みに感応してしまって

陽の気で応援できなかったことを自覚していたから。

2014年秋に引退発表をしたときはほっとした。

もうこんな世界にいなくてもいいんだ、と。

でも万雷の拍手で見送れない無念が心に沈殿していった。

 

今回は2014年の引退のやり直しをしてもらっているんだと思う。

3か月の準備期間はありがたいことよ。

心をたたんで新しい住まいを探すには時間が要る。

「これまで」にきちんとお礼をしてそして、初心者のファンですよろしくお願いします、と言えるように。

 

来年のお披露目の頃には

「おまっ、大概にしとけ」ってくらいひゃーひゃー言いながら応援してる自分は想像できるよ。

哉中ちゃんと二人まるっと応援する自分になってるよ。

だって、あのダンスの天才が更に上手くなりたいって、

自分の限界値を更に高くして挑戦するんだから。

 

 

ただ、

今暫く

ご猶予くださいませ。

 

感受性も価値観もみんな違うから。

あなたの隣でグズグズしている友を、少し、ゆるく、泣かせといてあげてくだされ

アイスダンスが嫌なんじゃないからね。

シングルスケーター高橋大輔をこよなく愛しすぎたから

ちょっと時間がかかるだけなんです。

 

 

今はちょっとしょっぱいけど

気持ちを整頓したら、あたしの底力、見せつけますんで。