フレンズオンアイス2016を観て思ったこと | A skater's soul ~髙橋大輔応援ブログ~

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フィギュアスケーターを愛してます。
中でも、別格なのは ”高橋大輔”

大変ご無沙汰しております。生きてます~~

フレンズオンアイス、私が行かない訳もなく
(事情で行けなかった方が知ったら張り倒したくなるであろう回数&良席で)
観てまいりました。

伊藤みどりさん引退後、外国人スケーターしか興味がない私は
幕張の世界選手権と10代のプルシェンコが来たN杯とスターズオンアイスしか行ったことがなく、
その後惚れた高橋大輔がメインで出るらしい、と知って初めてフレンズに参加したのが2011年。
今年で6年目。

いつも通り楽しかったです。とても楽しかったですよ。
毎年チラホラと出る意見も噛み砕いた上で、やっぱりフレンズは楽しいです。安定して楽しい。
それでも、多分プロデューサー本人と多くの観客も感じていたであろう
(何かが変わった感)が
宴の最中は軽くぶっ飛んでいた自分の意識を、クールダウンさせるのが早かったかな、と思います。

高橋ファン目線で参加している自分にとって、フレンズはファン祭りです。
荒川さんは個々のスケーター自身を起たせるべく、趣向を凝らした演出が非常に上手く
参加スケーターもベテランが多くクオリティの高いプロを披露し、
その演技には熱狂と涙と感動をたくさんもらいました。

そして、大ちゃんといつものメンバーがいつものようにはじけてくれると
観客もそれに呼応しながら、千秋楽に向けて盛り上げ隊として一気に突っ走る。
これが他のショーにはないフレンズならではの一体感。

ショーと共に成長したスケーターは引退し、若手が新しく参加し、ショーも新陳代謝している。
ずーっと同じなんて、やっぱりないんだね。
今年の大ちゃんは五輪直後で新プロはなし。
フレンズ4(荒川さん、宮本さん、本田さん、大ちゃん)のコラボは4人の個性とテーマを考えれば
おのずと踊り狂うプロになるはずもなく。
やっぱり物足りなかったな。


トークショーで、荒川さんがもう「ネタ切れ」だと言っていた。
「ネタ」というのは(そうそう、あれ!)という共通認識で盛り上がれる内輪での材料、的なもの。
私達は、モロゾフ繋がりのスワンとか、タンゴの強者同士のコラボとか、
同世代男子シングルチャンプのコラボとか、
スケーターに思い入れと事前知識があるから最高に盛り上がれる。
(もちろん初めて見たとしても十分に満足できる演目ですよ)
でもこれらも「ネタ」として捉えたら(もう過去にやったもの)になってしまう。

大ちゃんがいない2015年、ステファンが大ちゃんが担ったであろうポジションを恙なく務め上げ、
トラボルタのダンスまで披露してくれた日にゃあ、そりゃあ、キャーキャー言わしてもらった。
(だってあのプリンシパルのごときアーティストにトラボルタやらせるんだよ!)

これも壮大なネタだったと思う。

うん、過去11回の内6回しか観てないけど、確かに「ネタ」は出尽くしたのかもしれない。




あたしがこれから大ちゃんのスケートで観たいもの・・もう「ネタ」じゃないです、きっと。
オマージュは少し入っていればいい。
(そしてたくさんのスケーターが素晴らしいエキシビションプロを持ち寄ってくれるこのスタイル。)
(それはそれで楽しいよ。)


大ちゃんは、フレンズ衣装展のパンフの中でこんな風に質問に答えている。
(これからの10年は・・??)
「・・でも、ある意味では、たぶん荒川さんとは同じ道はたどらないと思うんですよね。
 ぼくはぼくで逆に違う道を歩いていきたいなと思う。・・・・」

第1回目の10年前、20歳だった若造は「ライラックワイン」なんていう極上のプログラムを
唸るほどの演技力をもって滑りこなす大人になった。

だから、このスケーターの器と可能性を余すところなく発揮するショーを観てみたい。


開催時期や会場や出演スケーター、そしてショーの内容を考えると、クリスマスに拘るのは
大ちゃんを窮屈にしてしまうような気がします。

今年に入ってからだけでも、キャスターを通じて熊川さん他トップのクリエイターから刺激をもらっている。
そしてステファンの情熱と共にスイスに立ち、シェリルの情熱と共に夏を過ごした大ちゃん。
かつて見ようとしてこなかった世界があちらから誘ってくるかのようです。


あたし達はもうLOVE ON THE FLOORを観てしまったんですよ。
(そしてice legendもね)

ギリギリまで自分を追い込んだ時、自分の能力・技術と、更に向こう側にある何かが
パフォーマンスに与える凄み・・・?
そんなものをこの眼で観てしまって
衝撃的に魅了されてしまった。




常に観客目線で、観客が楽しめるように気を配ってくれたしーちゃん、本当にありがとう。
(ちょっとあたし達はこの10年で眼が肥えてしまったかもしれない)
フレンズは好きなんだよ、ほんとです。


大ちゃん、熊川節的に高いところからで物言ってくれても構わないよ。
「俺を見たいんだろ、見せてやるよ」って。
「うん見たい見たい見たい見たい見たい見たい~~」って
ドM状態でついていく(笑)



本人もたぶん気づいてると思うんです。
(何かが変わるタイミングだと)