大絶景の、関田山脈の峠 | かーぶのブログ

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ツーリングとバイクいじりのブログです。

三回続けて林道ツーリング。梅雨の合間の晴れ間には、林道。林道も今や多くが舗装されてオフ車領域では無くなっている。ならばSRXで行ってもいーじゃん。(前回はMT-07で行ったけど)

 
 
そんな訳で、林道にハマってますw
奥志賀公園栄線、中魚沼丘陵南線に続き、今回は「牧峠」「野々海峠」「深坂峠」。これらは関田山脈に掛かる多くの峠のうちの三つ。
 
 
 
新潟県を囲う多くの山に掛かっている峠は走破したつもりでいたのだけど、関田山地に、未走の峠。知ってたけど見て見ぬふりをしていたw。
歳もトシだしシカトもして居られまい、と思ったかどうかは解らないが、同志を得て(いつもの隊長)出動となった。
 
 
 
予定ルート。今回も果てしないウネウネとクネクネ。
 
 
 
 
 
 
 
が、ダム巡りもしたくなり、R117を流してた俺は急遽、こんなルートも回ってみた。
 
宮中ダムの水門を走る。6t超えるとだめですよ。バイクは楽勝チョキ
 
 
俺のバイクと、宮中ダム。
 
ここで信濃川から取水して次の下流(たぶん十日町発電所)に導水する、悠久の流れを呑み込む宮中ダムなのだ。
出来た電気は谷川連峰を越えて首都圏に送電され、山手線を動かしている(のだと思う)。
 
 
 
我々は下流で無く上流へ。左岸のR353-K49と言うマニアックな道をたどり、「信濃川津南発電」。
 
 
 
 
 
この水圧鉄管に掛かる古い橋には「昭和十四年十月竣工」と銘打ってある。戦前の代物らしい。
 
 
 
私のSRXは行きたい所には大体連れていってくれるナイスな相棒だけど昭和十四年に行く事は叶わない。ドラえもんかデロリアンがあればと、願う。この発電所も橋と同様85年モノ、さらに古いモノなんだろうな。いまだ現役。すごいな。
 
 
 

 

 

 

 

 
 
俺のバイクと発電機の水車。
ちなみに、俺のバイクもちゃんと発電しますよ。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
気温も上がり、我々は津南駅で一枚シャツを脱ぎ、信濃川橋を渡ってR117に右折、西進。県境越えて長野県に入り、お約束の西大滝ダム堰堤。
 
乗用車は通れない、せいぜい軽トラ、またはバイクが通れる狭い堰堤。
 
信濃川の水量を感じるここを通るのが、私は好きだ。古城のような水門堰堤。
 
 
ここで呑み込んだ水が信濃川津南発電所に導水され(てるのだと思う)、タービン回して電気となる。
 
 
 
信濃川水力発電の概略図。これは東電。
 
 
信濃川は大河だから、別にJRの発電システムも、有る。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ダム見学を経て目的の「牧峠」へと、なべくら高原のつづら折りを一気にヒルクライム!なべくら高原は開墾された開放的な雰囲気の中、どんどん標高を稼いで行く
 
 
 
一部で話題になってる(バズってる?!)ハート型の溜め池が。
 
ハート型と言うか「への字型」と言うべきか。
 
(Googleマップより)
 
 
 
バイクを止めて風の音を聞いた。
ら、「?」どこかからエンジン音が聞こえる。
が一向に近付いてこない。「?」「?」「?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
で、エンジン掛けて牧峠を目指すと
 
 
 
!!
まさかの工事通行止め、ここまで来てか?ゲローゲローゲロー聞こえていたエンジン音はこの重機のモノだったんだな。
 
 
 
 
仕方無く牧峠はあきらめて関田山脈一個東の伏野峠を越えるとする。クネクネの数、また増える。
 
 
 
一旦ダウンヒルし、みゆきのラインを東進、酷道405号線伏野峠へ。
 
クネクネだらけのブラインドコーナーの連続なのでホーン鳴らしながら走っていたらいつの間にかホーン、鳴らなくなったぞ?なんで?
 
 
 
峠標識は無く信越トレイル(登山道)の道標を横目に稜線越え新潟県側に。
 
 
大パノラマに息を飲んだ!!
 
 
 
 
 
1.5車線巾の峠道を、下った。
気になる林道分岐が次々現れるが横目に通過し、次回の宿題として予定ルートを消化した。
 
 
雪がないスキー場に下り着いた。
キューピットバレイスキー場。
 
 
 
道の駅安塚でとちぎナンバーCBR250を駆るツーリスト。道の駅巡りをしていると言う。排気量は小さいがツインエンジンで高速道路も楽しいですと五十代とおぼしきライダーの談話。俺にも乗ってみたかったけどそうはイカナイわなw
十人十色、目的も十色。ライダーは走る目的を持ち続けないといづれバイクを降りる羽目となる。氏は道の駅巡り。私は林道旧道峠巡り。氏の安全を願いピースで別れ、腹が減ってる事に気付いてしまった我々は山の中のラーメン名店を目指すとした。
 
 
隊長リサーチの名店は11時開店。群馬ナンバーのゼッツーとダブハチが既に駐車、入店されておりましたね。

岩前戸商店さんにて。
 
 
 
長岡ナンバーのSRX600とBMW F800GSもおもむろに停めて入店待ち15分。
 
 
朝めし抜いてた腹ペコ少年は
 
うまし!(食レポは担当外、画像のみ)
ニューミサと言い、ラーメン通の隊長が知る店に間違いは無いと悟りました。
 
 
 
 
 
 
岩戸前商店を後にし歩を進める。菖蒲高原を経て野々海峠-深坂峠と巡り帰路とする訳だが目指す山に掛かる雲が少し怪しく嫌らしい。駆け登る峠道はまたもや1.5車線狭路で菖蒲高原。このツーリングに幅員充分な中高速コーナーの快走路は無いのだ。ブラインドつづら折りの林道西菖蒲線、野々海峠。辛うじて舗装されてるがアスファルト荒れる寒冷地、路面状態が悪いとこも有る。
 
 
夏草に覇権を奪われるのも時間の問題?
 
しかし大絶景!
 
さっき通った道・・・???なんでしょうかね???
 
ガードレール無く恐怖を感じる高度感!
 
写真を撮りたいが停める場所も無い!対向車も来ない!
 
 
ローギアでキルスィッチ、サイドスタンド。
下手にNニュートラル停車すると勾配で車体転がり谷に落ちるな、こりゃ。
 
 
 
霞が残念、この大パノラマ!絶景オタクとして、秋晴れで再訪せねば!
 
 
関田山脈は日本海からの季節風が直撃する為に雪が8m積もるらしく、解けるのが6月、
なので峠往来可能はこんな時期となる。五月晴れの時期は往来不能なのだ。
 
 
 
 
 
 
野々海池を通過し、池の先の分岐を左折して2キロの深坂峠。台風19号(令和元年秋?)で道が崩落し、十日町松之山に抜けることは叶わず、でも野々海池側からのみ往来可能、久々に訪れてみたかった深坂峠です。
 
ホンダAX-1乗っていた頃だから、30年ぶりか!
 
 
 
知らないフリしてた関田山脈の峠三つ。牧峠、野々海峠、深坂峠。半日で巡る事が出来、こんなツーリングも楽しいね!でも山奥だからクルマならまだしもソロバイクは不安かもー、故障、熊、その他。
 
 
次回秋晴れで再訪したい峠の数々です。
 
 
 
 
行動時間:5:30-15:00
走行距離:220km
ガソリン:9.3L
出動:F800GS、SRX 600
ラーメン:岩前戸商店の中華そば大油少岩海苔
峠とか:八箇峠、牧峠、野々海峠、深坂峠、沖の原台地、大沢峠
一期一会:CBR250のとちぎのオジサン、スズキスーパーモレのおじさん
要整備:ホーンが鳴らなくなったぞ?
 
 
 
 
全体のルート。
※ツーリングのGPSログとして重宝していたGoogleマップのタイムライン機能が廃止され、私は大変残念で悲しい。